ご挨拶

心臓血管外科部長 上杉 英之さんの写真

優れたチーム医療を形成し、
皆様により良い治療を提供します。

心臓血管外科部長上杉 英之

近年医療界では、多職種の医療者が互いに連携して患者さんの治療を行う「チーム医療」の重要性がうたわれています。特に、緊急の処置や様々な先端技術を駆使した治療の多い循環器疾患においては、チーム医療の優劣が患者さんの予後を決定する大きなファクターであると言っても過言ではありません。最近の欧米を含む循環器系ガイドラインを見ましても、より良い治療のためにハートチームを形成することが強く推奨されています。

済生会熊本病院心臓血管センターは、その開設当初より定期的なカンファレンスなどを通じて、循環器内科と心臓血管外科が良好な関係を保ちながら治療を行ってきた歴史があり、昨今の、高度で複雑な医療を提供するために必要不可欠な「ハートチーム」形成のハードルは極めて低いものでありました。加えて20年来のクリニカルパス*の経験より、全ての職種が同一の視点で様々な情報を交換することが可能な「医療文化」を有しています。

私どもの優れたチーム医療を多くの患者さんに提供することにより、皆様に心身ともに健やかな人生を歩んでいただければ幸いに存じます。

※クリニカルパス クリニカルパスとは、医療スタッフと患者さんが治療計画の情報を共有するため、標準化したルールで患者さんのスケジュールを時間軸に沿ってまとめたものです。あらかじめ詳しく予定を立てておくことで、治療の質を一定以上に保ちつつ、効率的にチーム医療が実現できます。
心臓血管外科部長 上杉 英之さんの写真
循環器内科部長 坂本 知浩さんの写真

心臓病でお悩みの方へ
最先端の低侵襲治療について

循環器内科部長坂本 知浩

済生会熊本病院に循環器科が誕生したのは1976年のことです。
現在、盛んに行われている冠動脈のカテーテル治療が、 世界で初めてスイスで行われる前年のことでした。
爾来、40有余年、当科は心臓のカテーテル治療の進歩とともに歩んで参りました。

現在では冠動脈のカテーテル治療は、優れたステントの登場によりほぼ1回の治療で完治が見込めるようになりました。また脳卒中や心不全を予防するために、心房細動と言う不整脈に対するカテーテル治療も行われるようになりました。
さらには、大動脈弁狭窄症や僧帽弁逆流などの心臓弁膜症や、心房中隔欠損症などの先天性心疾患に対するカテーテル治療も開始されています。当科では、これらの治療をいち早く導入することで、最先端のカテーテル治療を心臓病で苦しむ患者さんに提供して参りました。

これらのカテーテル治療のキーワードは「低侵襲」です。年齢や合併疾患などで体力が低下している状態であっても、短期間で治療を行うことが出来ます。また、心臓血管外科と協力し、カテーテル治療と心臓手術とを組み合わせる「ハイブリッド治療」を行うことで、複雑な心臓病であっても、安全に治療を完結させることが出来るようになりました。

本サイトでは済生会熊本病院心臓血管センターで行われている低侵襲治療を紹介しております。心臓病の症状に悩んではいるけれど、「心臓病の治療は怖い」とお考えの皆さま、是非ご一読いただければ幸いです。

循環器内科部長 坂本 知浩さんの写真