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腎臓に発生するがんです。
腎細胞がん、集合管がん(腎臓の内部にある管のひとつ・集合管に生じるがん)、透析腎がんなど
初期症状はありません。ある程度進行すると血尿やお腹のつっぱりなどが起こり、末期にはがんによる痛み・貧血・転移による病的な骨折などが現れます。
生検、尿検査、超音波検査、腎盂造影(腎盂と呼ばれる腎臓の入り口付近にある袋状の器官をX線撮影する検査)、CT検査、MRI検査、動脈造影検査(X線を使用して、動脈を撮影する検査)
腎臓がんや腎盂・尿管がん、副腎腫瘍の手術については腹腔鏡下手術を導入しています。腎臓がんの手術は従来、腎臓全体を摘出する方法が主流でした。しかし、がんが小さかったり腎臓の動脈・静脈および腎盂に接していなかったりする場合、がんのみを切除する方法でも効果は変わらないことが分かってきました。がんの再発率を変えないまま、腎機能を温存することが可能です。
腹部を4から5ヶ所(5から15ミリメートルずつ)切開し、内視鏡や手術器具を挿入して、テレビ画面で拡大し観察しながら手術を行います。体への負担が小さく出血が少ない・術後の回復が早い・痛みが少ないといった利点があります。当院では2000年から、腹腔鏡下腎部分切除術を積極的に実施。手術件数は日本のトップ5を誇ります。
腎がんの腹腔鏡手術について詳しくは以下をご覧ください。
腎がん 腹腔鏡下腎摘除術・腹腔鏡下腎部分切除術 | 治療の最前線|
※インターフェロン療法(ウィルスの感染を抑えるインターフェロンを用いた治療法)、骨転移に対する放射線治療なども行っています。
腹腔鏡下腎摘除術・腹腔鏡下腎部分切除術の詳細をブックリーダーにて公開しています。
※個人によって現れる症状はさまざまです。治療法も、症状や病態によって異なります。 ご自身の症状については、まずかかりつけ医にご相談ください。