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5年前に熊本県で初めてハイブリッド手術室を導入して以来、
今月(2018年4月)当院で2室目となる新型ハイブリッド手術室稼動いたします。
それに伴い、多軸透視・撮影システム、ロボティックアーム"ARTIS pheno"を導入を記念し
テープカットを執り行いました。
"ARTIS pheno(アーティス フィノ)"は次世代の血管撮影装置と位置付けられており、
TAVIなどのハイブリッド手術に最適化されています。
多軸方式のロボットアームであらゆる角度での撮影を可能にすると共に、
今後心血管領域以外でのハイブリッド手術の展開が期待されます。
ハイブリッド手術室とは?
ハイブリッド手術室とは、手術台と血管X線撮影装置を組み合わせた治療室で、手術室と同等の空気清浄度の環境下で、カテーテルによる血管内治療が可能となります。
この組み合わせにより最新の医療技術への対応が可能となります。
外科的に最小限の切開を加えた後、そこから低侵襲治療(=体に負担の少ない治療)を代表するカテーテル治療(内科的治療)を行うことが出来るようになります。
これによって、手術のみでは到達困難な部位に対しても治療が可能となったり、カテーテルのみでは治療できない疾患に対しても手術を同時に行うことで、患者さんには、
小さな創や小さな侵襲で治療が可能となります。