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病院からのお知らせ

ヨーロッパ品質管理協会(ESQR)より、2018年度『ベストプラクティス賞』を授与されました!

医療の質改善に対する長年の取り組みが高く評価され、済生会熊本病院がヨーロッパ品質管理協会より、2018年度の『ベストプラクティス賞』を授与されました!

同賞は、品質向上の手法評価や研究を専門に活動し、スイス・ローザンヌに本部を置くヨーロッパ品質管理協会(以下、ESQR)が主催し、独自に世界中の企業、組織を調査することにより
様々な分野における顕著な質改善運動の功績が認められた団体を表彰するものです。(ESQR:http://www.esqr.org/en/)

授賞式は2018年5月12日(土)にベルギーの首都ブリュッセルで開催され、受賞記念講演会では院長の中尾浩一が、
当院のこれまでの歴史と、医療の質改善の取り組みについて、スピーチをいたしました。

ESQR.png

European Award for Best Practice 2018 受賞スピーチ(和訳) -------------

ブリュッセル, 2018 年 5 月 12 日

本日、このような場に立てることを私はとても嬉しく、そして光栄に思います。

我々の組織は、明治天皇が医療による生活困窮者救済のために 1911 年に設立した社会福祉法人であり、
我々の病院は、日本の南端で地域の急性期医療を担っている施設です。

必ずしも小さなクリニックではありませんが、このような地方の一施設に栄誉ある賞を賜り、
嬉しさと同時に驚きを禁じ得ません。

では、病院という組織の、質向上への希求とはいかなるものなのでしょうか。

1996 年、クリニカルパスの導入から、我々の取り組みは始まりました。「患者中心の医療」と「チーム医療」、
その 2 つの目標・理想を我々はクリニカルパスという方法論によって実現してきました。
さらにチーム医療の考えを拡大し、地域を 1 つのチームとして捉え、院外の、機能を別にする病院との連携も
深めてきました。
今やクリニカルパスの道は、我々の病院だけでなく、連携先の施設まで包含したものとなっています。

2013 年には JCI ※の審査も受けました。
JCI は「医療の質と患者の安全に関する継続的な改善」に関する国際的な第三者評価認証機関であり、
患者中心の医療とガバナンスの視点から査定されます。

JCI は、質の高い医療を安全な環境で提供するためのノウハウを我々にもたらしました。2017 年 2 月の更新時には、不適格 0 のハイスコアで審査をパスし、質に対する病院の意識は今や過去に類を見ない高さにまで向上しています。さらに現在はシンガポールの病院との交流を深め、更なる質向上のためのノウハウを蓄積している最中です。

このような私たちの活動が本会に認められたことは大変嬉しいことであり、職員を代表して御礼を申し上げたいと思います。

ただし、これまでの我々の医療は、我々自身の犠牲を前提とした日本的医療でした。これからの日本社会は少子高齢化、財源不足という問題に直面しています。この犠牲と質との兼ね合いに、いかに立ち向かっていくべきでしょうか。質の先に向かうのは、「価値の医療」です。今後は様々な医療のコストを視野に入れて、価値の高い医療の構築を試みていきたいと思います。

どうもありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。

中尾 浩一
済生会熊本病院 院長


2018年 5月 12日授賞式の様子です。 ESQR @Brussels 2018

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