投稿日:2019年02月13日カテゴリ:一般向け、医療従事者向け、循環器内科、心臓血管外科、救急総合診療センター、集中治療室
カテーテル型の人工心臓 インペラ(IMPELLA)を導入(熊本初)
2018年9月28日、当院では県内初となる「IMPELLA補助循環用ポンプカテーテル」による治療を開始しました。本治療は2017年9月に保険償還されたもので、熊本県内では初めての採用となります。
IMPELLA(インペラ)とは?
急性心筋梗塞などによって心臓のポンプの力が大幅に失われ、著しく血圧が下がった場合に、心臓のポンプ機能をサポートする装置です。開胸手術や体外循環装置の使用を行うことなく装着でき、血液を左心室から直接大動脈に送ることにより体循環を補助するカテーテル式の血液ポンプです。
当院では既に9名の患者様に累計13本使用しました。主に救急の現場で威力を発揮し、これまでは回復が難しかったような症例でも、救命の確率が非常に高くなっています。
当院は急性期病院として、これからも救急医療の質向上に取り組んでまいります。