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高次医療機器

トモセラピー

トモセラピーとは

近年、がんの効果的な治療方法として注目を集めているのが「トモセラピー」による放射線治療です。「トモセラピー」はアメリカで開発された強度変調放射線治療装置で、急速に普及しつつあります。熊本では当院のみ導入しています。

写真 トモセラピー

トモセラピーの特長

副作用が軽減

これまでの放射線治療では、がんだけでなく正常組織にも同量の放射線を照射することになるため、正常な細胞へのダメージが避けられませんでした。トモセラピーでは「強度変調放射線治療(IMRT)」という治療方法が可能です。正常組織を避けつつがんの形状に沿って放射線を照射したり、ひとつの照射野内で放射線の強弱を調整したりすることで、従来の治療より副作用を抑えることができます。

強度変調放射治療の利点。従来法:均一強度。正常組織も腫瘍と同じ量の放射線を浴びることになりダメージを受けやすい。 IMRT:照射角度によって強度を変える。悪性腫瘍には十分な放射線があたり、正常組織へはごく少ない量の放射線しかあたらない。

複数のがん組織への照射が可能

トモセラピーでは図のように、頭から足までらせん状に放射線を当てていきます。そのため複数部位への照射や全脳・全脊髄照射など一度にまとめて行え、患者さんの負担が心身ともに軽減されます。

イメージ らせん状に放射線を照射

CTによる位置確認で、正確な放射線照射が可能

呼吸やガスの有無などで臓器の位置は常に変化します。照射時に臓器の位置が通常と変化している場合、そのまま放射線を当ててしまうと他の臓器にも当たって合併症や副作用を起こしてしまいます。トモセラピーにはCT(コンピューター断層撮影法)機能もついていますので、実際に放射線を当てる前にCT撮影を行い、がんの正確な位置を確認することができます。

外来での治療が可能

治療時間は、1回あたり20~30分程度。またほとんどの方が、外来で治療を受けることができます。仕事をしながら治療を受け、必要なときだけ入院をするなど、従来の生活スタイルを保つことができ、日常生活を送りながらのがん治療に適した装置ともいえます。

対象疾患

中枢神経 原発性脳腫瘍、転移性脳腫瘍(全脳照射)
頭頸部 悪性リンパ腫、喉頭がん、頭頸部がん(舌がんを除く)
3センチ以下の孤立性原発性非小細胞性肺がん(手術適応外)、3センチ以下の孤立性転移性肺がん
消化器
肝臓:
3センチ以下の転移性肝がん(他の治療法が不可能な場合)
3センチ以下の肝細胞がん、肝内胆管がん(他の治療法が不可能な場合)
胆管:
手術適応外胆管がん(ステント、内瘻チューブが入っているものが望ましい)
直腸:
術前照射、術後再発の直腸がん
胃:
悪性リンパ腫
膵臓:
手術適応外の膵がん
泌尿器 前立腺がん(局所限局性)、膀胱がん(手術不能例)
その他 悪性リンパ腫、骨髄腫、転移性骨腫瘍、その他緩和照射(対症療法)(例:乳がんリンパ節転移など)

当院で特に多い症例は太字で示しています。

症例によって1回から39回の治療を行います。

症例1 肺がん(扁平上皮がん)

治療前のCTにて肺に3センチほどの腫瘍を認め、気管支鏡検査にて肺扁平上皮がんの診断がついた症例。(70歳代の男性)

1週間で5回のトモセラピー(50グレイ)を施行し、6ヶ月後のCTにてがんは消失しています。

写真 治療前、治療6ヶ月後のCT画像

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