院長メッセージ

 医療技術のイノベーションは、凄まじい勢いで進んでいます。画期的な新薬の開発が、これまでは治療できなかった患者さんの予後を劇的に改善しています。カテーテルなどによる治療の「低侵襲化」は止まるところを知りません。完全なロボットによる治療も、現実味を帯びてきました。診断学の分野でも、人工知能(AI)が疾患を特定し、治療まで示唆する時代です。ゲノム解析に基づくPrecision Medicine(※)は、これからの医療を大きく変えて行くでしょう。

 一方、日本の医療は大変「困難な時代」を迎えています。少子高齢化による人口減少、医療介護労働力の不足、医療財源の不足・・・。激変する外部環境の中で、私たちの働き方、考え方にもまた大きな変革が求められています。医療が「医師と患者」の関係のみで語られる時代はすでに終わりました。私たち医療者も、また患者さんも、より強く「社会」や「資源」を意識しなくてはなりません。

   私たちが目指すのは地域の「ニーズ」を先取りした病院づくりです。今、地域から最も求められているものは何かを常に考え変革してきました。2007年には外来がん治療センターを開設、2008年にはがん診療連携拠点病院としての認定を受け、日帰り手術・治療室の運用も開始しました。2010年には救命救急センターの指定を受け、2013年にはハイブリッド手術室を創設、そして国際医療機能評価であるJCIの認証を西日本で初めて取得しています(2017年更新)。これらは地域の皆様の支援はもちろんのこと、スタッフひとりひとりの努力があってのものです。私たちは今なお「よりよい医療を通して地域に貢献できる病院」を目指しています。

 働きやすい職場づくりも大きな目標のひとつで、保育園の設置や勤務時間の短縮などに取り組み、ライフ・ワークバランスを保ち、健全な社会生活や家庭生活ができるよう応援しています。

 医療はチームがいかに機能するかでその質が決まります。みなさんも私たちチームの一員となり、地域に貢献できる医療を目指してみませんか。私たち済生会熊本病院のいちばんの魅力はチームワークです。それを実現する「人の強さ」はどこにも負けない、そう信じています。

※Precision Medicine…個人の遺伝子情報などを含む詳細な情報を基により精密な対応を行う医療

求める人材像

当院は、地域に求められる病院であり続けるために常に先を見据え、医療の未来を切り開く日本のリーディングホスピタルを目指しています。

「医療を通して地域社会に貢献します」という理念のもと、暖かい温もりのある看護を提供することを心がけています。
尊い理念を誇りに組織を継続し、発展させていくために、つねに社会の変革に対応した柔軟な医療・看護を展開。
本物の医療を提供するために、専門性の高い人材の育成に力を入れています。
1935年設立以来、「施薬救療」の旗印のもと、医療に恵まれない人々のために無料定額診療や過疎地診療、
住民保健活動など福祉活動に注力し、診療所から病院へ成長し現在にいたります。
わたしたちは、命の現場で最高の医療技術を駆使し、地域社会に貢献する、急性期医療のプロフェッショナルです。
「断らない救急」「高度医療の追求」を診療方針として、専門医療チームが24時間迅速に対応し、
臓器別の専門診療体制を組むことで、より高度で最新・最良の医療を提供します。

SAISEIKAI KUMAMOTO