センター長の挨拶

Greeting

医療を通じて、地域社会に貢献する

済生会熊本病院は「医療を通じて、地域社会に貢献する」ことを基本理念とし、救急医療、高度医療、予防医療、地域連携、そして人材育成を基本方針として掲げています。また当院では、安全でより有効な医療を開発・発信する目的で、治験や臨床研究にも積極的に取り組んできました。これまでの活動を統合し、より包括的な支援ができるように、2025年1月1日付けで臨床研究センター(Clinical Research Center)が発足しました。

人材育成と臨床研究

本センターの大きな目的の一つに、当院の基本方針である人材育成の観点から、臨床研究をやりたいスタッフが取り組みやすい環境を提供する事にあります。当院は、最新の医療機器と豊富な症例があり、臨床面での充実から、スタッフとしての成長を感じることができる病院であることは言うまでもありません。臨床研究は、豊富な症例群から、自ら課題を見出し、学会や論文でその成果を問うという、臨床とは別の形での成長を実感できるもう一つのピースとなりうるものです。

臨床研究の充実を通して

臨床研究の充実の結果として、学術分野での当院の存在価値の向上により、当院で働きたい、働き続けたいという人材のリクルート・エンゲイジメントにつながると考えます。また、学会におけるアクティビティは、治験依頼数の増加をもたらし、最新治療を地域の患者さんに提供できる機会になります。

患者さんの安全や権利を守り、新しい医療の開発・発信に貢献するため、当センターは、治験や臨床研究の管理と支援を行う組織として、機能拡充に努めていきたいと思います。皆様のご協力・ご支援をお願いいたします。

一門 和哉の写真
臨床研究センター長 (兼 呼吸器内科部長)

一門 和哉(いちかど かずや)

卒業年度:平成2年卒
院外役職:熊本大学病院医学部医学科 臨床教授

専門分野 呼吸器一般、特に間質性肺疾患、急性呼吸不全(急性呼吸促迫症候群(ARDS)など)
担当診療科/所属部門 呼吸器内科/呼吸器センター
専門医・認定医 日本呼吸器学会(代議員・指導医)
日本内科学会(総合内科専門医・指導医・評議員)
日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)
日本サルコイドーシス学会(理事、評議員)
厚労省びまん性肺疾患調査研究班研究協力員

組織紹介

Organization
臨床研究センター長

臨床研究管理室

医師 1名

院内CRC 2名

薬剤師 1名

診療放射線技師 1名

臨床検査技師 1名

事務員 9名

医療情報調査分析研究所

医師 1名

事務員 3名

非常勤 7名

(2025年4月1日現在)