Journal of Arrhythmia誌に当院循環器内科 岡松医師らの論文が掲載されました

当院 循環器内科の岡松秀治医師らの研究成果が、国際学術誌 Journal of Arrhythmia に掲載されました。

論文タイトル

Efficacy and Safety of 60 W Versus 90 W, 4-s Radiofrequency Applications to the Esophagus-Adjacent Left Atrial Posterior Wall During Pulmonary Vein Isolation: A Pilot Study

研究概要

心房細動に対するカテーテルアブレーションでは、左心房後壁に隣接する食道への熱損傷が重大な合併症となることがあります。本研究では、超高出力・短時間焼灼(QMODE+)を用いた治療において、食道近傍領域への60Wと90Wの高周波通電を比較し、有効性と安全性を前向き無作為化試験で検討しました。

50例の心房細動患者を対象に解析した結果、60W群と90W群で、肺静脈隔離の成功率や食道病変の発生率、1年後の不整脈再発率に大きな差は認められませんでした。両出力とも良好な治療効果と安全性を示し、食道近傍領域におけるアブレーション条件の最適化に向けた知見が得られました。

本研究のポイント

  • 心房細動アブレーションにおける食道近傍領域での超高出力・短時間焼灼治療を検証しました。
  • 60Wと90Wのいずれの設定でも、急性期の伝導ブロック成功率および食道安全性は同程度でした。
  • 将来的な治療効果の維持や安全性向上に向けた最適な出力設定を検討するための基礎データとなる研究成果です。

論文情報

掲載誌:Journal of Arrhythmia
DOI:https://doi.org/10.1002/joa3.70476