泌尿器外科・腎臓内科の全スタッフが連携して質の高い診療を提供します

当院の透析室の歴史は古く、開設は1971年に遡ります。現在は地域の腎不全医療を担う基幹病院とし、急性腎障害だけでなく慢性腎不全に対する血液浄化療法の導入、維持透析患者の合併症治療、血液透析患者のバスキュラーアクセストラブル対処など幅広く診療を行っています。
当科は高度急性期病院にあって慢性維持透析患者の管理（血液透析110名　腹膜透析70名）も積極的に行っており、急性期ばかりでなく慢性期管理も十分な研修を積むことができます。特に患者の高齢化にあわせ高齢者に優しい血液浄化療法として腹膜透析の診療体制は充実させておりチームでSDMを実践し、腹膜透析の導入率は20～30％となってきました。腎病理診断は熊本大学腎臓内科と連携した診断体制を整えています。
また、シャント関連手術はその多くを近隣の透析クリニックからご紹介いただき、年間700件前後実施しております。手術の中心はシャントPTAに代表される低侵襲治療ですが、人工血管移植から上腕動脈表在化、トラブル対処まで幅広く経験可能です。

キャリアアップ

当施設は日本透析医学会認定施設、日本腎臓学会研修施設、日本アフェレシス学会認定施設であり、当院で各学会が定める研修を終了すれば、透析医学会専門医、日本腎臓学会専門医、日本アフェレシス学会認定専門医の資格取得が可能です。