プログラム統括責任者メッセージ

当院は、熊本市および熊本県南部の救急医療を支える基幹施設として、年間約15,000人の救急患者を受け入れています。うち7,500台以上が救急車による搬送で、救急科ではERでの初療から集中治療までを一貫して行います。初療では診断推論と緊急処置を身につけることはもちろん、コマンダーとして多職種を統括するリーダーシップも学びます。集中治療においては、他科との「垣根が低い」強みを活かし、全科と協働しながら、全国屈指の症例数を誇るECMOを含めた最新知識を学びます。多職種での日々のカンファレンスと実践も自慢の1つです。
>また、熊本県内外の様々な連携施設での研修制度を設けており、教育コースの受講やインストラクター取得についても万全の体制で応援します。

プログラム修了後のキャリアプランについても、希望に応じた多様な働き方を提案しています。
私たちは共に学び、成長する仲間を歓迎します。皆さんと、ここ熊本でお会いできることを心より楽しみにしています。

佐藤 友子

プログラムの特徴

  • 年間約7,500台の救急車搬入を含む約20,000人の救急患者受け入れ
  • ERでの初療~重症患者の集中治療を担う一部自己完結型診療を経験
    • 軽症から重症、多臓器疾患まで幅広く対応
    • 外傷、感染症(敗血症含む)、電解質異常、急性中毒、不明熱、アナフィラキシー、まむし咬傷等
    • 気管支鏡検査、重症患者の鎮痛・鎮静管理、気管切開、緊急IVR等豊富な手技も経験
  • 他科との横断的診療を経験
  • 各分野の専門医師とともに、幅広く奥の深い臨床能力を習得
  • シフト制のため、息抜きや勉強など自分の時間も十分確保可能
  • 都市型救急、地域救急、小児救急を連携施設でしっかり経験。様々な救急のスタイルを学べます 

プログラム概要

募集人数 5
連携施設 都市型救急
  • 大阪府済生会千里病院
  • 神戸市立医療センター 中央市民病院
  • 奈良県総合医療センター
  • 前橋赤十字病院
  • 聖マリアンナ医科大学病院
  • 東京ベイ・浦安市川医療センター
  • 湘南鎌倉総合病院
小児救急
  • 熊本赤十字病院
地域救急
  • 有明医療センター (※必須)
指導医数 4

スケジュール例

地域救急(3ヶ月)のみ必須。
それ以外は希望によりカスタマイズ可能!

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 済生会熊本病院 (救急診療・集中治療12ヶ月)
2年目 連携施設1 (小児救急等3ヶ月) 済生会熊本病院 (救急診療・
集中治療3ヶ月)
連携施設2 (都市型救急・救急診療・集中治療6ヶ月)
3年目 済生会熊本病院 (救急診療・
集中治療3ヶ月)
連携施設3 済生会熊本病院 (救急診療・集中治療6ヶ月)

救急科の1週間

 
午前 明け
重症・新患カンファレンス 重症・新患カンファレンス
明け
学会、
OFF-JT

重症回診 重症回診
病棟業務 病棟業務
午後 救急外来 救急外来

第3水曜17:30〜メディコン会(県内消防本部との症例検討会)

月1回17:30〜救総診勉強会(歴代在籍者・現任者による勉強会)

随時 抄読会・学会発表予行・ミニレクチャー

キャリアプラン~救急科専攻医~

救急科専攻医のキャリアプラン図。1-2年目は初期臨床研修(研修医)、3-5年目は救急科専門研修(専攻医)で基礎を固め、6-10年目はスペシャリストとジェネラリストの2つのキャリアパスに分かれます。スペシャリストはサブスペシャルティ領域(集中治療、消化器内視鏡、外傷、感染症、脳卒中、熱傷など)の専門医取得や国内留学を経て救急科医師へ。ジェネラリストは基本領域のダブルボード取得(内科、外科、整形外科、総合診療)後、サブスペシャルティ領域研修へ進みます。

学術活動への支援体制が充実

学会発表、参加

旅費・参加費を支援

オンライン図書

院内どこからでも、一部は院外からのアクセスも可能

臨床研究のサポート(臨床研究管理室)

  • ・院内で入手不可の文献を取り寄せ
  • ・英文校正・和文翻訳
  • ・研究デザイン、統計、進め方、計画書の書き方等、担当医師が直接サポート

是非、「済生会熊本病院 救急専門研修プログラム」へ!

  • 「救急」は苦手だけど逆に飛び込んでみたい
  • 救急に挑戦してみたい
  • 救急外来での初療を極めたい
  • 敗血症、外傷、とにかく重症を診たい
  • 災害医療に興味がある
  • DMATに挑戦したい
  • 様々な教育コースのインストラクターを目指したい
  • 臨床しながら研究もしたい

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研修医・専攻医・診療科医師