内視鏡治療では品質・件数ともに
九州トップクラスの診療
部門長メッセージ
当科では、がん診療と救急医療に力を入れています。そのため、消化器領域において、消化器がんやCommon Diseaseのみならず、比較的まれな疾患まで幅広く経験することができます。
消化器領域では、全国トップクラスの救急車受け入れ台数を誇り、特に急性期の消化器疾患を幅広く、深く経験できます。
また、内視鏡検査・治療についても、ERCPは年間1,000件以上、消化管癌に対するESD治療も170件以上と、全国トップクラスの症例数を誇ります。
EUS関連手技や、TACEやIVRを用いた緊急止血術などの高度な処置も習得可能です。
特筆すべきは、当科の教育システムです。若手の先生が不安を抱えながら一人で治療することはありません。学会指導医が丁寧にマンツーマンで指導します。
さらに、外科・総合腫瘍科との合同カンファレンスや、各種学会参加、専門医取得支援により、キャリアアップを力強く後押しします。
高い専門性と堅固なチームワークの中で、確かな成長を実現できる環境が整っています。ぜひ当科の門戸をたたいてみてください!
庄野 孝

診療内容

当科では、Common Diseaseから比較的希な疾患まで診療を行っています。とりわけ以下の領域では、全国でもトップクラスの症例数と専門性を誇ります。
内視鏡・IVR治療
最先端の技術を実践的に習得
ERCPは年間1000件以上、ESDは年間170件以上と、全国トップクラスの症例数を誇ります。さらに、EUS関連手技、DB-ERCP、経皮的ドレナージ、TACEなどのIVR処置も消化器内科医師で実施しており、専門性の高い技術を実践的に学ぶことができます。
症例の質と量
消化器救急疾患を日常的に経験
平均して1日5名程度の消化器救急患者が緊急入院しており、緊急内視鏡的止血処置、緊急ERCP、緊急TAEなど多岐にわたる処置を経験でき、若手医師でも積極的に治療に参加することが可能です。
集学的・チーム医療
診療科を超えた連携体制
外科・総合腫瘍科との合同カンファレンスを週2回実施し、術前・術後の症例検討を通じて診断から治療まで一貫した医療提供が可能。病理・化学療法・ESD・リサーチカンファレンスも定期開催され、学術活動も活発です。
専門性の高い疾患への対応
消化管・肝胆膵領域を中心に、消化器疾患全般に対応可能な診療体制を構築しており、専門医・指導医が多数在籍しています。新規医療機器に対しては積極的に導入しており、最新の機器で診療が可能です。専門医による高度な診断技術と個別化医療を融合させた先進的な治療を提供しています。
一般的な消化器疾患(Common Disease)への取り組み
胃腸炎、胆管炎、肝機能障害などの一般的な疾患にも、専門的かつ包括的な診療体制で対応。急性期から慢性期まで、患者さん一人ひとりに寄り添った医療を提供しています。
教育体制
症例数、指導体制、チーム力。
次世代の消化器専門医が育つ環境が、ここにある。
当院では、積極的に分業、タスクシフトを行い、医師が自らの診療に集中できるような環境を作っています。若手の医師だけ、負担が大きく、希望の症例に当たらないと言うことはまずありません。レジデントの先生には消化管・肝胆膵領域まで、幅広く担当してもらいますが、上級医のほとんどが学会指導医で、マンツーマンで直接指導を仰ぐことができます。当直時には、セカンドコールを配置し、困ったときにはいつでも応援を仰ぐことができます。
症例数:ERCPは年間1000件以上、ESDは年間170件以上と、全国有数の症例数を誇ります。緊急内視鏡的止血処置、TAEを利用した止血術などのIVR処置も豊富で、専門性の高い手技を着実に習得できます。
手技研修:2021年よりERCP/EUSトレーニング講座を開設。初級・中級・上級の3コースで段階的にスキルアップが可能。中級コースでは3ヵ月で100件のERCP施行を目標とし、修了者は一人で完遂できるレベルに到達できます。消化管癌に対するESDについても、初学者については、マンツーマンで、安心して治療に望める環境を提供し、治療前の計画だけでなく、治療後も意見を交換することで手技の振り返りが可能で、技術のステップアップが可能です。
学会参加・資格取得支援
―あなたの『学びたい』を、バックアップします!―
日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会などの専門医取得を最短7年目で目指せる体制を構築し、内科専門医取得のための救急総合診療科での短期研修も可能です。
キャリアアップ
定期的なカンファレンス(肝胆膵・消化管・病理・ESD・化学療法・リサーチ)を通じて症例検討・治療方針の見直しを実施。学会報告も積極的に行い、臨床研究の推進と組織の活性化を図っています。九州管内の研究グループとの診療技術交流も活発です。


資格取得者数
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日本消化器病学会
指導医4人
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日本消化器病学会
専門医8人
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日本消化器内視鏡学会
専門医7人
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日本超音波医学会
専門医2人
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日本肝臓学会
専門医2人
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日本インターベンショナルラジオロジ-学会(IVR学会)
専門医1人
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日本内科学会
専門医1人
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日本内科学会
認定医8人
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日本消化管学会
認定医1人
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日本消化器がん検診学会
認・専門技師2人
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日本がん治療認定医機構
認定医4人
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日本がん治療認定医機構
認定医1人
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日本静脈経腸栄養学会
専門療法士/認定医1人
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日本消化器病学会九州支部
評議員1人