脳梗塞の超急性期治療に迅速対応
チーム医療で患者さんの早期社会復帰を目指す
部門長メッセージ
当科は脳卒中急性期から回復期まで途切れない診療体制を整え、地域の医療機関・リハビリ施設と連携して最適治療を提供します。脳血管障害のみならず、認知症・神経免疫疾患・変性疾患まで幅広い症例を経験でき、診療・教育・研究を一体で推進します。研修では急性期対応から長期支援まで実践的に学べる環境を用意し、専門医取得やサブスペシャリティの習得も支援します。経験豊富なスタッフによる丁寧な指導と症例検討を通じ、診断力と臨床力を育成します。さらに、研究や学会活動にも積極的に取り組める体制を整え、地域医療に貢献しながら専門性を高めることができます。
地域に根差し、患者さんの人生に寄り添う脳神経内科を、私たちと共に築いていきましょう。
米原 敏郎

診療内容

当科では、Common Diseaseから希少疾患、急性期から慢性期、救急対応から回復支援まで、脳神経内科診療の幅広い領域を深く経験できます。とりわけ以下の領域では、高度な診断技術とチーム医療体制を活かした先進的な医療を提供しています。
神経救急・超急性期治療
迅速かつ的確な対応力
脳梗塞・TIA・てんかん・意識障害などの神経救急疾患に対し、24時間365日対応可能な検査体制(CT・MRI・超音波)を完備。発症後3〜6時間以内の超急性期脳梗塞にはt-PA治療を最優先し、必要に応じて血管内治療(局所線溶療法・血管形成術)も実施しています。
症例の質と量
幅広い神経疾患に対応
脳血管障害、てんかん、めまい、パーキンソン病、髄膜炎・脳炎など、急性期から慢性期まで多様な疾患に対応。高度な診断技術と治療戦略を通じて、確かな臨床力を養うことができます。
集学的・チーム医療
早期回復を支える多職種連携
脳卒中急性期患者に対しては、理学療法士・言語聴覚士・作業療法士と連携した早期リハビリテーションを実施。グループ回診をほぼ毎日行い、早期退院やリハビリ病院への転院を支援。患者さんの家庭・社会復帰を促進します。
専門性の高い疾患への対応
脳梗塞や神経変性疾患など、迅速な対応と高度な診断・治療技術が求められる疾患に対して、チーム医療と専門的知識を融合させた診療体制を構築。予後改善と生活の質の向上を目指します。
一般的な神経疾患(Common Disease)への取り組み
めまい、てんかん、軽度の意識障害など、日常的に見られる神経疾患にも専門的かつ包括的な診療体制で対応。地域医療との連携を重視し、患者さん一人ひとりに寄り添った医療を提供しています。
教育体制
症例数、指導体制、チーム力。次世代の脳神経内科専門医が育つ環境が、ここにある。
対象疾患:脳梗塞・TIA・てんかん・めまい・意識障害・髄膜炎・脳炎・パーキンソン病など、神経救急から慢性疾患まで幅広く対応。急性期医療の最前線で、実践力を養えます。
症例数:脳卒中急性期の症例が豊富で、t-PA治療や血管内治療(局所線溶療法・血管形成術)など、超急性期対応を実践的に経験できます。24時間365日対応の検査体制(CT・MRI・超音波)を活用し、診断力と判断力を磨きます。
チーム医療:理学療法士・言語聴覚士・作業療法士との連携による早期リハビリテーションを通じて、患者の社会復帰を支援。グループ回診をほぼ毎日実施し、チーム医療の中での役割と協働を学びます。

