薬剤師としての専門性を高め、
患者さんと共に病気の治療を行う
部門長メッセージ
当院の薬剤部は、54名の薬剤師が在籍しており、「有効で安全、かつ経済性を考えた薬物療法のサポート」を理念に掲げています。処方、調剤、投与、モニタリングなど、薬物療法の各プロセスにおいて薬剤師が積極的に関与し、医薬品の適正使用に取り組んでいます。
また、チーム医療の一員として、医師・看護師・その他の医療スタッフと密に連携しながら、患者さん一人ひとりに最適な薬物療法を提供することを目指しています。患者さんのために何ができるかを常に考え、主体的に行動できる方、薬剤師としての専門性を活かしながらチームの一員として成長していきたいという意欲のある方を歓迎します。
ぜひ私たちと一緒に、医療現場へのより良い貢献を目指していきましょう。
田上 治美

特徴・取り組み


入院患者に対しては、全病棟に1~2名の担当薬剤師を配置し、個々の患者状態に応じた指導や薬学的管理を行っています。また、感染管理、栄養療法、緩和療法などのカンファレンスや回診に参加し、チームアプローチで患者ケアに携わります。
外来患者に対しては、特にハイリスク薬を中心とした服薬指導に力を入れています。また、がん薬物療法の約9割が外来で施行されており、専門・認定薬剤師を含む専任薬剤師が集学的がん診療センターに配属され、レジメン管理、混合調製、患者指導を行います。
救急医療の分野では、救急認定薬剤師をはじめとする専任薬剤師が救命救急センターに常駐し、薬物投与設計や医薬品の安全性情報提供など、質の高い薬物療法をめざして支援を行っています。また、休日・夜間の救急患者さんへの対応も、24時間体制であたっています。
研修・教育体制
入職後の初期研修は、薬剤師臨床研修プログラムにもとづき2年間の教育期間を設けています。


研修理念
薬剤師としての人間性と倫理観を養い、一般的な疾病の基本的な薬物療法を理解し、患者にとって最良の薬物療法を提供することができる薬剤師を育成する。
基本方針
- 全ての薬剤師が身に付けるべきプロフェッショナリズム、基本的臨床能力と専門性、ならびに科学的思考力・実践力の習得を目標とする。
- 高度急性期病院での薬学的管理と、地域の医療機関と連携した継続的な薬物療法支援を実践する力を養う研修を行う。
- チーム医療の一員として自身の役割を理解し、全ての医療スタッフと連携できる薬剤師を育成する研修を行う。
資格取得者数
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日本医療薬学会
医療薬学指導薬剤師1人
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ICD制度協議会
インフェクションコントロールドクター1人
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日本臨床救急医学会
救急専門薬剤師1人
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日本医療薬学会
医療薬学専門薬剤師1人
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日本化学療法学会
抗菌化学療法認定薬剤師2人
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日本臨床救急医学会
救急認定薬剤師2人
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日本病院薬剤師会
病院薬学認定薬剤師31人
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日本緩和医療薬学会
緩和薬物療法認定薬剤師1人
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日本麻酔科学会
周術期管理チーム薬剤師4人
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日本薬剤師研修センター
研修認定薬剤師5人
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日本臨床栄養代謝学会
栄養サポートチーム専門療法士3人
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日本災害医学会
PhDLSインストラクター3人
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薬学教育協議会
認定実務実習指導薬剤師5人
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日本循環器学会
心不全療養指導士2人
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日本循環器学会
心不全療養指導士3人
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日本病院薬剤師会
認定指導薬剤師2人
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日本臨床薬理学会
指導薬剤師1人
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熊本県薬剤師会
災害登録派遣薬剤師1人
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日本病院薬剤師会
がん薬物療法専門薬剤師1人
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日本臨床薬理学会
認定薬剤師1人
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熊本県薬剤師会
災害薬事コーディネーター2人
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日本病院薬剤師会
がん薬物療法認定薬剤師4人
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日本医療情報学会
医療情報技師1人
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厚生労働省
日本DMAT隊員2人
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日本臨床腫瘍薬学会
外来がん治療認定薬剤師3人
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日本集中治療医学会
集中治療専門薬剤師1人
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熊本県
肝疾患コーディネーター1人
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日本病院薬剤師会
感染制御認定薬剤師1人
※2025年6月1日現在
ある1日のスケジュール例

よくある質問
Q 最初はどのような業務から従事しますか。
A
調剤室に配属となり、処方箋に基づいた計数調剤から始まり、監査や服薬指導までの一連の調剤業務を習得します。
Q 教育担当者は配置されますか。配置される場合、どのくらいの経験年数のスタッフがつきますか。
A
調剤室配属の5~10年ほどの経験年数のスタッフが教育担当となり、年間を通じて深達度を確認しながら教育計画を進めていきます。また各分野の担当薬剤師が、入職後半年の間に系統立てた講義を継続して実施します。
Q 日直、夜勤などはいつ頃から始まりますか。
A
日直は7月、夜勤は1月からです。