泌尿器外科・腎臓内科の全スタッフが連携し
質の高い診療を提供

部門長メッセージ

当科は地域の腎不全医療を担う施設で、医師5人体制で保存期CKD患者の管理、腎炎関連の診断・治療、透析シャント関連の手術、入院・外来透析等、また、救急外来ではCKD患者の溢水・高カリウム血症、脱水や熱中症による急性腎障害等に幅広く対応しています。当科では年間70~80名の透析導入実績があり、その約2~3割の方が腹膜透析を選択されますが、熊本県の透析事情としては、腹膜透析導入が少なく高齢・透析導入に適する腹膜透析の普及が進んでいない現状があります。また、南九州唯一の腹膜透析教育研修施設として、研修教育体制の充実をはかり、腹膜透析にかかわる医療者育成にも貢献しています。近年は地域の先生方との連携をより一層密にして、腹膜透析導入となった患者さんを将来的に紹介頂いた先生の外来へ戻せるよう連携体制の構築を多職種協同で目指し、腹膜透析のさらなる普及に貢献したいと考えています。

副島 一晃

診療内容

当科は地域の腎不全医療を担う施設で、医師5人体制で保存期CKD患者の管理、腎炎関連の診断・治療、透析シャント関連の手術、入院・外来透析等、また、救急外来ではCKD患者の溢水・高カリウム血症、脱水や熱中症による急性腎障害等に幅広く対応しています。その他に一般外来診療に加え血液浄化室にて維持透析患者(血液透析・腹膜透析)の管理を行っています。 重症患者には集中治療室にて各種アフェレシス治療やCHDF等の治療を行っています。当院腎臓科では慢性腎不全に対する血液浄化療法から救急外来でのAKIまで幅広く症例を経験することができます。

透析シャント専門外来:月曜、一般外来:火~金
保存期CKD患者の診療、血液浄化室での外来維持透析、血液透析約80名・腹膜透析患者約60名の管理、透析関連手術としてPTA:400~450件/年、内シャント設置術:約100件/年、上腕動脈表在化:20~30件/年、腹膜透析関連カテーテル手術:30~40件/年

教育体制

内科専門医取得後、学会認定専門医として以下の資格取得が可能
透析専門医・指導医(日本透析医学会)、腎臓専門医・指導医(日本腎臓学会)、腹膜透析認定医(日本腹膜透析医学会)、VA血管内治療認定医(日本透析医学会・日本透析アクセス医学会・透析VAIVT医学会)
学会参加については参加費の補助や発表原稿、論文作成の支援体制があります。

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