安全な医療と質の向上を図る
医療機器管理、操作のスペシャリスト
部門長メッセージ
臨床工学技士として、あなたの「専門性」と「挑戦心」を活かせる場所がここにあります。
私たちの部門は、52名の臨床工学技士(Clinical Engineer:CE)で構成されており、透析・体外循環・呼吸療法・内視鏡・高気圧酸素治療・植え込み型デバイスなど、幅広い専門分野に認定士を擁するプロフェッショナル集団です。各分野で専門性を追求しながら、効率的な勤務体制の構築にも力を入れ、24時間体制で医療の質向上に貢献しています。
院内では他職種との連携を深め、医療情報部やTQM(Total Quality Management)部への派遣を通じて、情報分析や品質管理にも積極的に取り組んでいます。また、全国学会や技士会での活動、教育機関での非常勤講師など、社会貢献にも力を入れており、「臨床・教育・研究」の三位一体で新たな価値創造に挑戦しています。
現在、夜勤体制の見直しや業務の効率化を進めており、働き方改革にも積極的に取り組んでいます。育児休暇の取得も男女問わず推進しており、ライフステージに応じた柔軟な働き方が可能です。
さらに、医療DXやサイバーセキュリティへの対応を視野に入れ、データ利活用による業務改善と病院経営への貢献を目指しています。年齢構成にも配慮し、若手からベテランまでバランスの取れた組織づくりを行っており、次世代を担う人材の育成にも力を入れています。
私たちは、常に新しいことに挑戦し、臨床工学技士の可能性を広げ続けています。明るく前向きな職場で、あなたの力をぜひ発揮してください。新たな仲間として、一緒に未来の医療を創っていけることを、心より楽しみにしています。
荒木 康幸

特徴・取り組み

臨床工学部門には52名の臨床工学技士が所属し、院内の各部門で活躍しています。それぞれの部署に専門認定士(資格取得者数参照)を要し、専門性を追求すると共に、効率的な勤務体制を構築するためにローテーションを行い、複数の部署を兼任できるよう教育を行っています。
緊急時には24時間対応できるように集中治療部門における日夜勤体制や、各部門待機体制をとっております。
院内では、様々な職種との連携を深めるために、ME機器に関する勉強会や指導を行い、スタッフ全員の知識や技術向上を図る役割を担っています。また、他施設からは研修や学生実習の受け入れを積極的に行い、さらに多くの学会でや技士会では発表を行うだけでなく、理事や評議員を輩出するなど、社会貢献にも寄与しています。将来を見据えた業務拡大(医師のタスクシフティング)には以前から積極的に取り組み、他施設から視察も受けいれています。
最近のトピックスとしては、ハイブリッド手術室での業務やロボット(ダヴィンチ)手術支援の業務、肺エコー業務、麻酔アシスタント業務を開始しました。
研修・教育体制
人材育成の方針
幅広い視野をもちかつ専門性を重視した人材育成
多部署に適応できる人材育成
マニュアル人間とならないよう自分で創造できる人材育成
上記の方針を基に人材育成を行っています。入職後は、主に中央手術部における緊急心臓血管外科手術の人工心肺業務、血液浄化室における急性血液浄化業務、血管造影室における緊急カテーテル治療業務を行い、夜間および休日待機ができるようにします。各部署の業務を習得したのちに、順次ローテーションを行います。


資格取得者数
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3学会合同
呼吸療法認定士8人
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透析技術認定士
9人
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第1種消化器内視鏡技師
6人
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4学会合同
体外循環技術認定士4人
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臨床ME専門認定士
4人
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高気圧酸素治療専門技師
1人
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心血管インターベンション技師
3人
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植込み型心臓不整脈デバイス認定士
2人
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腎代替療法専門指導士
2人
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腎臓リハビリテーション指導士
1人
※2024年4月1日現在
ある1日のスケジュール例

よくある質問
Q 最初はどのような業務から従事しますか。
A
主に中央手術部における緊急心臓血管外科手術の人工心肺業務、血液浄化室における急性血液浄化業務、血管造影室における緊急カテーテル治療業務を行い、夜間および休日待機ができるようにします。
Q 教育担当者は配置されますか。配置される場合、どのくらいの経験年数のスタッフがつきますか。
A
教育担当者は3~5年目のスタッフと主任の2名で行います。
Q 日直、夜勤などはいつ頃から始まりますか。
A
部門間で差はありますが、各部門の待機業務開始は10カ月後を目標にしています。