言語聴覚士 2017年 新卒I.Nさん

学生時代に急性期病院での臨床実習がありました。人工呼吸器装着中の方や、手術直後の患者さんのリハビリをする姿を見て、言語聴覚士も急性期から患者さんと関われることを知りました。当時、鹿児島県の学校に通っていましたが新入職員募集の案内をみて、すぐに新幹線を予約し数日後には見学に行きました。対応してくださった方(今は私の先輩です)から入院患者数が多いため、それだけの経験を積めることや多職種との繋がりの強さを聞かせていただき、「私はこの病院で働きたい！」と思ったことがきっかけです。

摂食・嚥下障害、構音障害、失語症、高次脳機能障害といった様々な患者さんを担当します。
入院後、評価を行い現時点で保たれている能力と低下している能力はどこにあるのかを考えます。主に低下している能力について、リハビリテーション内容を考え機能回復を目指していきます。リハビリテーション内容は患者さんによって様々であるため、悩むことも多いです。
私は、自分自身が食べることが好きでもあるため、口から食べることができなかった方が初めて口から食物を食べられるようになった瞬間にとてもやりがいを感じます。また、その瞬間を患者さんやご家族と分かち合えた時は嬉しいです。

笑顔と話しやすい雰囲気作りを心掛けるようにしています。私たち言語聴覚士は、院内全フロアを担当しており様々な職種の方々と関わる機会が多いからです。
また、言語聴覚士が関わる患者さんの中には失語症や構音障害により自分の思いを言葉で伝えることが難しい方もいます。患者さんが「この人なら聞いてくれるかも」「この人になら間違っても話してみてもいいかな」と思ってもらえるような聞く姿勢と、言葉だけではなく心の中にある隠れた気持ちに寄り添うことも大切にしています。

まだまだできていないことが多いので、たくさん家族孝行をしていきたいです。

趣味は一眼レフで写真を撮ることです。人物や風景、食べ物…何でも撮ります！
特技は人の名前や顔をすぐ覚えられることです。