出の自粛により運動の機会が少なくなっていませんか?筋肉量の低下や基礎疾患の悪化、認知機能の低下等の「健康二次被害」も懸念されています(スポーツ庁:新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について)。家でじっとして動かないでいると、筋肉に刺激がいかず、その結果血糖値が上昇、血圧や脂質も上がりやすくなり、動脈硬化が進行する可能性があります。動脈硬化が進行すると心筋梗塞や脳卒中のリスクになります。まずは、以下の項目について該当するものがあるか、考えてみましょう。

 

  • 散歩や買い物などで外出することが減った
  • 歩くスピードが以前より遅くなった
  • 他の人との交流が減った(例えば週1回未満)
  • 買い物に行けないなどで、バランスの良い食事が出来ていない
  • 他の人に同じことを何度も尋ねるようになり、物忘れが気になるようになった
  • 以前と比べると、ふくらはぎが細くなった
  • 家族や友人との接触も減ったため会話が減り、滑舌が悪くなってきた
  • 最近、楽しいと感じることがほとんどない

 

基本的な感染対策を行いながら外出し、体を動かして脳卒中になりにくい体を維持していきましょう。

脳神経外科 天達 俊博