2023年3月16日(木)~18日(土)にSTROKE2023(第48回日本脳卒中学会学術集会、第52回日本脳卒中の外科学会学術集会、第39回SAH/スパズム・シンポジウム)が開催されました。

同学会にて「多職種周術期管理チーム (PERIO)と新しい電子パスシステムがもたらす安全で効率的な手術環境」というタイトルでポスター発表を行い、優秀ポスター賞を受賞しました。

多職種からなる周術期外来専門チーム(PERIO:Perioperative management team)は、リスクが懸念される手術に対し、全身麻酔の術中・術後の急変リスクを低減するため、麻酔科と各診療科(主に外科系)をつなぐ役割を担っています。手術前から多職種で診療をサポートし、術中・術後の感染症や合併症など様々なリスクを軽減するために口腔ケアや禁煙支援、栄養指導などを実施しています。
チームが介入してそれぞれの専門分野からリスク評価と専門的アセスメントを行い、全身麻酔の術中・術後の急変リスクを軽減することが可能になった点が評価され、受賞に至りました。

今後も手術を受けられる患者さんに快適で安全、安心な術前・術中・術後の環境を提供できるよう、チーム一同より一層励んでまいります。

脳神経外科副部長 兼 カテーテル・低侵襲血管内治療センター副センター長
加治 正知