フローダイバーター留置術(血管内治療)

Flow Diverter Placement

フローダイバーター留置術(血管内治療)

フローダイバーター留置術(血管内治療)とは

フローダイバーター留置術(血管内治療)治療法イラスト

血管内治療と呼ばれる治療法の一つです。 足の付け根の動脈から、脳動脈瘤の根元まで、フローダイバーターステントを送り込みます。

ステントで血液の通り道をふさぐことで新しい血管の壁ができ、脳動脈瘤そのものを小さくする、または消失させる治療です。

血管を傷つけることがなく、また動脈瘤の中に金属を入れないため、手術中に動脈瘤が破裂する危険性も低くなります。

大型の脳動脈瘤、脳動脈瘤の入り口(ネック)が広いなど コイル塞栓術が適さない場合に、適した治療方法です。

フローダイバーター留置術(血管内治療)を選択する理由

  • 5mm以上の脳動脈瘤に適応します

  • 根治性が高い。脳動脈瘤への血流が遮断されるため、時間が経つほど完治の割合が上がる

  • 親血管(本管)を温存でき、脳動脈瘤への血流を遮断できる

  • 低侵襲(身体への負担が少ない)なため、入院期間も短く社会復帰が早い