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6月26日(火)、熊本病院にて初めて「MitraClip®を用いた経皮的僧帽弁接合不全修復術」が行われました。本治療は2018年4月に保険適用となったものであり、南九州では初の症例です。心臓弁膜症のひとつ「僧帽弁閉鎖不全症」を改善する治療方法で、外科的弁置換術・形成術の危険性が高い、もしくは不可能と判断された場合に適応となり、高齢などで外科手術が不可能だった患者さんにも治療の選択肢が拡がりました。
当院では経皮的冠動脈形成術(PCI)の日帰り治療を行っています。
心臓カテーテル治療のうちPCI(経皮的冠動脈インターベンション)においては、当院では日帰り(外来)での治療にも対応しており、入院が不要となり
早期に社会復帰が可能です。
当センターでは、心臓血管外科と協働して、24時間体制で急性期患者さんの治療を行っています。各分野のスペシャリストが集まり、心疾患に対応できる体制の充実に日々努めています。
心臓検査は、被ばくの少ない最新鋭のCTにて実施。2009年より開始した日帰り外来カテーテル検査は通年200症例を超えるほか、冠動脈形成術件数も例年720症例前後と九州内の医療機関でも上位の実績を誇っています。
また高齢化に伴い増加している不整脈治療では、不整脈に対するカテーテルアブレーションは736例(2017年)、遠隔モニタリングシステムの総管理患者数も1016名となっています(2017年)。
2012年1月に、心房中隔欠損症のカテーテル治療が可能な施設に認定されました。南九州では初めての認定施設となります。また、2013年12月、済生会熊本病院で南九州初となる「経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI:タビ)」が行われました。以来、高齢などの理由で通常の外科手術が困難な「大動脈弁狭窄症」患者さん200名を超える患者さんにTAVI治療が行われています(2018年6月現在)。
2018年度は「手術困難な僧帽弁逆流症例」に対するカテーテル治療であるMitraClipを開始、また不整脈分野ではレーザーバルーンによる心房細動アブレーション治療など、
その他にも国内外の主要な学会での活動や論文発表を積極的に行い、新規薬剤などの国際共同治験、臨床研究への参加を通して、常に最先端の情報を携えて治療にあたります。
済生会熊本病院心臓血管センターは、高度で複雑な医療を提供するために必要不可欠な多職種による「ハートチーム」を形成し、治療に当たっています。その取り組みや治療法などを紹介する特設サイトをリリース致しました。
サイトURL :http://sk-kumamoto.jp/cvc/
疾患名 | 関連する疾患 |
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虚血性心疾患 | 急性心筋梗塞、不安定狭心症、陳旧性心筋梗塞、狭心症など |
不整脈 | 心房細動、心房粗動、上室性頻拍、WPW症候群、pvc 心室期外収縮、心室頻拍、心室細動(ブルガダ症候群)、房室ブロック、洞不全症候群など |
血管疾患 | 急性大動脈解離、大動脈瘤、慢性閉塞性動脈硬化症(ASO)、静脈瘤、深部静脈血栓症など |
弁膜症 | 大動脈弁膜症、僧帽弁膜症、三尖弁膜症など |
心筋疾患 | 特発性心筋症、肥大型心筋症、拡張型心筋症、急性心筋炎など |
その他 | 急性心不全、慢性心不全、先天性心疾患、心臓腫瘍、心膜疾患など |
新患/再来 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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新患/再来 | 坂本 知浩 | 山室 惠 | 安田 久代 | 坂本 知浩 | 田口 英詞 |
新患/再来 | 劔 卓夫 | 奥村 謙 | 岡松 秀治 |
奥村 謙 | 古山 准二郎 |
新患/再来 | 井上 雅之 | 由布 哲夫 | 兒玉 和久 | 野本 美智留 | 鈴山 寛人 |
新患/再来 | 田口 英詞 | 田中 靖章 | 林 克英 | 神波 裕 | 堀端 洋子 |
特殊 再来 |
ペースメーカー/ ICD/CRT |