救命救急センター
救命救急センターとは
救命救急センターとは、急性心筋梗塞や脳卒中・重度の外傷といった重症患者や、複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者を、24時間体制で受け入れる医療施設です。
当院は熊本赤十字病院・国立病院機構熊本医療センターに続く県内3カ所目の救命救急センターとして、2010年に熊本県より要請を受けました。地域の医療機関と連携しながら、責任をもって救急医療に対応していきたいと考えています。
救急医療の対応状況
当院の救急対応状況をまとめた「救急統計」を2006年度より毎年発行しています。
救命救急センターとしての取り組み
救急総合診療センター
救急医療のさらなる充実のため、2010年に救急総合診療センターを創設しました。救急専門医からなる「救急科」、呼吸器・消化器・神経内科・循環器内科など各診療科専門医からなる「総合診療科」で構成されています。
地域医療への貢献を理念に掲げ、救急医療の質の向上はもちろん、新たな救急医および総合診療医の育成も行っています。
また、大規模災害に対応できる体制づくりに力を入れています。先の東日本大震災においても、積極的に活動を行いました。
充実した設備と24時間の受け入れ体制
ハイケアユニットなどを含めた、合計70床の緊急・重症患者さん専用病床を備えています。
CT・MRIといった診断機器は24時間稼働可能で、緊急手術やカテーテル治療・緊急内視鏡検査などにも常時対応しています。
その他の設備:モービルCCU、ヘリポート
トリアージの実施
トリアージとは最善の救命効果を得るため、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決めることです。
年間22,000人を越える患者さんが当院の救命救急外来を受診され、そのうちの半数以上は救急車以外で来院されています。時には、多くの患者さんに診察をお待ちいただく場合もあります。
緊急性が高い患者さん・重篤な患者さんを見逃さないように、救急看護認定看護師を中心に看護師が一人ひとりの症状をうかがい、トリアージを行っています。
救急医療の実績
当院の入院患者のおよそ半数は緊急入院です。近年、救急車搬送数・救急患者数が増加傾向にあることがわかります。