SDGsの取り組み
ソーシャルインクルージョン(Social Inculusion)とは、社会的に弱い立場にある人々を含むすべての人が地域社会に参加し、共に生きていくことを目指すことです。これは済生会が目指す姿であり、また社会から誰一人取り残さないというソーシャルインクルージョンの考え方は、国連が提唱したSDGsとも一致する考え方です。
済生会ではこのようなソーシャルインクルージョンの取り組みを進めることで、SDGsの達成にも貢献していきたいと考えています。
SDGsとは
Sustainable Development Goalsの略称で、2015年に国連が定めた「17の目標」と「169のターゲット」で構成された持続可能な開発目標を指します。
熊本県SDGs登録事業者への登録
熊本県SDGs登録制度とは、熊本県内の企業等が、自らの活動とSDGsとの関連性を認識し、SDGsの達成に向けた具体的な取組みを推進することにより、SDGsの普及を促進することを目的とした制度です。
済生会熊本病院は熊本県SDGs登録制度に申請を行い、2022年1月26日付けで熊本県SDGs登録事業者に登録されました。
熊本病院の取り組み
熊本県SDGs登録制度に申請を行い、2022年1月26日付けで熊本県SDGs登録事業者に登録されました。
当院でもSDGsの達成に向け様々な取り組みを行っています。
地域のパトロール
毎年、全国交通安全運動週間にあわせ、当院および近隣の小中学校周辺(日吉東校区)にスタッフを配置し、交通マナー遵守や安全運転を呼びかける「交通安全マナーパトロール」を実施しています。当院は2020年9月より熊本南警察署長および、熊本南地区安全運転管理者協議会会長から「安全運転管理モデル事業所」に委嘱を受けております。
また、近隣小中学校周辺の登下校ルートを中心にスタッフが見回りを行い、犯罪が起こりにくい地域づくりを目指す「防犯パトロール」を実施しています。
交通安全マナーパトロール
防犯功労表彰(2022年:熊本南地区防犯協会会長・熊本南警察署長連名)
障がい者の就労支援
障がい者の就労支援を行っている済生会熊本福祉センターへ病院内の清掃、ユニフォームのクリーニング、お弁当やパンの販売等の業務委託を行い、福祉センターを利用する障がい者がその方らしく働く機会を提供しています。働いていただくと同時に、社会のルールやマナーを身につける機会にもなっています。
お弁当やパンの販売
清掃や環境整備
アウトリーチ活動
「地域社会に目を向け、手を差し伸べ、病院内にとどまらない活動を通じて社会貢献する」をスローガンに、地域住民の健康啓発を目指すアウトリーチ活動を推進しています。健康啓発イベントや食育活動、医療に関する子ども向けイベントの参加を通じて地域の健康づくりを支援しています。
保健師による健康相談
血管・血圧測定
食品ロスへの取り組み
職員専用の食堂では積極的に規格外の野菜を使用したり、小盛りメニューの導入や廃棄予定の総菜をリメイクして値下げして職員に販売するなど食品ロスに取り組んでいます。また、先進国でヘルシーメニュー1食食べるごとに開発途上国の子どもたちへ1食が贈られる「TABLE FOR TWO プログラム」に賛同して、職員専用の食堂でも取り入れています。
食品ロス販売
社会貢献と健康に寄与する新しい仕組み
生活物資支援
当院職員の寄付で集まった自転車や家電製品などの生活支援物資を、生活困窮者や刑余者を支援する団体へ提供しています。また、熊本県と協力してウクライナからの避難民の方へも生活支援物資を提供しています。
熊本県定着支援センターへの譲渡
ウクライナから避難してきた方への提供