チーム医療について

各分野の専門スタッフがチームを組み、一丸となって患者さんの治療にあたることを「チーム医療」といいます。
従来は主治医が中心となって治療を行っていましたが、チーム医療では関連職種のスタッフが主治医と対等な立場で患者さんに関わります。これによりスムーズな連携と各分野の専門性をより発揮することができ、医療の質を高め安全を確保することができます。

チーム医療体制

当院では、それぞれの専門性を活かした複数のチームが活動しています。

心不全サポート入院・外来中の心不全患者さんとそのご家族を、治療、教育などの面でサポートしています。また、院内外の医療従事者に対する教育や啓蒙活動も行っています。

栄養サポート（NST）患者さん一人ひとりに最適な方法で、栄養状態の改善をめざす医療チームです。治療効果の増進や、早期の回復・退院・社会復帰などを目的としています。

褥瘡対策褥瘡（じょくそう）対策として、体位変換（寝返りの補助）・褥瘡予防用マットレスの使用など予防と治療の両面から働きかけ、生活の質の向上に努めています。

呼吸ケアサポート人工呼吸器を装着している入院患者さんを中心に、院内回診を行います。呼吸ケアに関する知識・技術の標準化を図り、呼吸管理・看護ケアが向上することを目的としています。

緩和ケアチーム回診がん患者さんが抱える不安や悩みに対して、緩和ケアの視点からサポートします。各専門分野のスタッフがチームを組み活動しています。

精神科回診入院中に生じるせん妄、抑うつ、認知機能低下などの精神状態を把握し、早期に精神科専門医療を提供することにより、せん妄の予防、早期発見・対応を実施しています。