リハビリテーション部の特徴・取り組み
リハビリテーション部では5つのチームを構成し診療部門と緊密な連携を図りながら早期からのリハビリテーションの提供を行っております。5つのチームとは脳卒中、運動器、心臓、呼吸器、廃用です。各々リハビリテーションの質の向上を目指しており、学会発表や呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士などの資格取得に取り組んでいます。当院の在院日数は約9日と限られた期間ですが、リハビリテーション開始時から転院、退院後の生活を見据えた地域完結型リハビリテーションに取り組んでいます。
言語聴覚士
入院直後より早期に介入し、言語障害や高次脳機能障害の評価・診断・訓練を実施します。また、嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査を通して嚥下障害の診断・訓練を行います。理学療法士や作業療法士だけでなく、医師や看護師と協力して診療を行っております。
研修・教育体制
入職したセラピストのやりがいを引き出すために、希望とする専門チームでの技能向上を図って頂きます。また、仕事(ワーク)のみならず生活(ライフ)にも配慮できる、済生会職員としての成長を目指しています。
経験者の場合はチーム間のローテーションは行いませんが、半期毎にローテーションの希望を確認し、能力向上に努めてもらいます。新人の場合は脳卒中リハチーム、運動器リハチームで基礎技能を習得した後に、希望の配属先への配属となります。業務範囲の拡大はチームリーダー、教育担当者の判断で行います。入職初期は教育担当者との共診より開始し、十分なリスク管理を行いながら徐々に診療の難易度を上げて行きます。医療安全管理推進者を中心に医療安全文化の醸成に注力しており、安全なリハビリテーション提供環境で業務を遂行することができます。
レジデント制度
大学院に通いながら臨床経験を積みたい方や高度急性期病院でのリハビリテーションを学びたい方を対象に レジデント制度を設け、受け入れを行っています。詳しくはこちら
資格取得者数
医療安全推進者 | 32人 | 呼吸療法認定士 | 24人 | 心臓リハビリテーション指導士 | 7人 |
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FCCS(Fundamental Critical Care Support) | 11人 | 腎臓リハビリテーション指導士 | 1人 | 医療安全管理者 | 1人 |
集中治療理学療法士 | 1人 | 認定作業療法士 | 2人 | 認定理学療法士 | 3人 |
フットコントロールトレーナー | 4人 | 心不全療養指導士 | 1人 | 公認心理師 | 1人 |
臨床神経心理士 | 1人 |
※2024年4月1日現在 ※資格者数はリハビリテーション部全体の人数にて集計
2025年度の言語聴覚士(正職員)の採用試験は終了しました。募集の際はこちらに求人情報を掲載します。
書類提出先
〒861-4193 熊本市南区近見5丁目3-1
社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院 人事室
言語聴覚士についての質問
- 最初はどのような業務から従事しますか。
- 経験者は専門知識を生かし、希望の配属先に配属し、チームリーダー、教育担当者の指導の下、業務に従事します。新人の場合は各疾患別チームをローテーションし、基礎技能を習得した後に、希望の配属先への配属となります。
- 教育担当者は配置されますか。配置される場合、どのくらいの経験年数のスタッフがつきますか。
- 教育担当者は臨床10年前後のセラピストが担います。
- 日直、夜勤などはいつ頃から始まりますか。
- 教育担当者、チームリーダーが協議し、十分に独立した診療が可能と判断されれば、経験者であれば、入職半年後から土曜勤務(4名体制)、入職1年後から日曜日直(3名体制)に従事して頂きます。新人の場合は入職1年後以降からの開始となります。