おしえて!栄養士さん「非常食を選ぶポイント」
災害への準備を考えています。
非常食を選ぶ際、注意したいポイントを教えてください。
ポイント① 普段と同じように、栄養バランスを整える。
非常食は主食(炭水化物)に偏りがち。肉や魚などのタンパク源や、野菜などのビタミン・ミネラル源を意識しましょう。例えば「主食:パックごはん」+「主菜:さば缶」+「副菜:野菜ジュース」などです。
ポイント② 普段から味見しておく。
災害時に初めて食べて口に合わないと、ただでさえ不自由な避難生活がさらに辛くなります。小さなお子さまは好き嫌いで食べない可能性もあります。そこでおすすめなのが、非常食にもなる加工食品を普段から時々食べて、その食べたぶんを買い足す「ローリングストック」。日常生活の中で一定量の非常食を備蓄しやすくなります。
ポイント③ 最低3日分 + 耐熱ポリ袋も。
過去の経験から、支援物資の到着に3日程度かかる想定が必要で、ライフライン復旧は1週間以上かかるケースが多いです。そのため非常食は「家族の人数」✕「3〜7日分」がよいでしょう。また、湯煎や調理などで耐熱ポリ袋があるととても便利です。