心室頻拍に対する外科手術「VTサージェリー」を 実施しています
重症不整脈、心室頻脈に対するVTサージェリーを実施しています。
心室頻拍に対する外科手術「VTサージェリー」
失神や突然死のリスクがある「心室頻拍(VT)」。不整脈のなかで最も重篤で、「致死性不整脈」と分類されます。
通常は薬物治療やアブレーション、ICD植込みによる治療が行われますが、発作が再発する場合、あるいは心筋梗塞や心筋症などの器質的心疾患により心室瘤を合併した場合には、外科治療(VTサージェリー)が必要になります。
外科治療には…
- 不整脈の専門知識と外科治療の経験を持つ循環器内科の医師
- 心臓血管外科の医師
- 看護師や臨床工学技士などメディカルスタッフ
上記多職種によるチーム力が必要です。
先日は県外に在住の患者さんで、お住まいの地域で治療が難しいとされた方が、自ら当院を希望され入院、クライオアブレーションと左室形成術を施行しました。
(術者:循環器内科/奥村医師、心臓血管外科/押富医師)
当院では2016年にも心筋梗塞後の難治性心室頻拍に対してVTサージェリーを施行、成功しており心室頻拍の再発を認めていません。
高度な技術と体制が必要で、全国でも実施できる施設はごく限られています。
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