おしえて!栄養士さん「減塩食でも美味しく食べられるコツ」
世界的にも、日本人は食塩過多だと聞きます。
食塩を減らしても美味しく感じられるコツを教えてください。
①素材の味を活かす
シンプルなことですが、旬の食材や新鮮な食材は調味料なしでも素材の滋味が濃く、味わいを楽しめます。
②だしを利用する。
うま味を利かせることで薄味でも美味しくなります。昆布・しいたけ・かつお節・いりこなどでしっかりだしを利かせましょう。
ただし市販のだしの素は意外と食塩が多いので要注意。
③ 酸味を利用する。
塩や醤油の代わりに柑橘類やお酢を使うと、適度な酸味が塩味の物足りなさを補ってくれます。
④香辛料を利用する。
唐辛子・辛子・わさび・胡椒・カレー粉など、香辛料の刺激で薄味を補えます。
ただしカレールウや塩コショウには食塩が含まれているため、カレー粉や胡椒など、塩が入る前の単品を使いましょう。
⑤風味を利用する。
調理時に香ばしく焦げ目をつけたり、ねぎ・セロリ・生姜・にんにく・ハーブなど香りの強い食材を使って、風味で薄味を補えます。
⑥温度を気づかう。
それぞれの料理にあった温度で食べれば、味がしっかり伝わり、美味しさが増します。
⑦メリハリをつける。
料理すべてが薄味だと物足りないため、思い切って一品はしっかり味をつけ、それ以外を薄味にすれば満足感が得やすくなります。