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概要

当院は、1996年からクリニカルパス導入し、2018年に始まったePathプロジェクト を通して、多くの研究者と交流を持つことができ、可視化/解析等の専門分野を得意とする研究者との人脈形成も進みました。これまで学んだことを医療施設の方、医療に関連する業種や団体の方に紹介し、Real world data(RWD)の中でもアウトカムを含む精緻な診療プロセス解析することで、Learning Health System(LHS) を実現すべく多施設共同で改善活動をおこなっています。こうした活動に興味をお持ちの方とともに学んでいきたいと思います。


ePathプロジェクト:電子カルテシステムベンダーの間で、相互運用性のある標準クリニカルパスシステム(以下、標準パスシステム)を構築し、診療プロセスの分析を共同で行い、パスをブラッシュアップさせる活動です。日本クリニカルパス学会が開発した患者状態アウトカム用語集BOM(Basic Outcome Master)を統一用語として利用し、施設をまたいだ標準的なパス、いわゆるひな型パスを作成し、さらにデータを収集、解析し現場にフィードバックします。
倫理指針に基づいたデータ解析を実施するとともに、次世代医療基盤法に基づいたデータ解析のための準備を行います。

https://e-path.jp/prjt.html
Learning Health System(LHS):2006年に米国医学研究所が公表したコンセプトに基づく National Academies Press (US); 2007.ISBN-13: 978-0-309-10300-8ISBN-10: 0-309-10300-2