MKS 概要
MKS(Medical Knowledge Sharing)社は当院が使用するダイナミックテンプレートを開発・販売している企業です。そのMKS社と当院共同で下記の研究開発を進めることで合意し、進めています。
ダイナミックテンプレート
① サジェスチョン機能の精査
当機能は、診療課題を設定すると、それに紐づくテンプレートが提案されます。例えば、診療課題が救急外来受診時の場合、救急外来記録、救急外来医師記録および救急外来転帰評価記録を順番に記載するようなガイド機能です。そこで、診療課題の洗い出しやガイド機能の精査を行う研究開発です。
② ダイナミックテンプレート項目マスタの開発
複数のテンプレートに設定された項目に対して、ユニークなコードを付与する研究開発です。例えば、救急外来記録、入院初診時記録に設定された現病歴という項目に対して、ユニークなコードを付与するなどです。項目の洗い出し、その標準化を行います。
さらに、コンテンツ販売とそのコンサルテーションも視野に入れています。コンテンツ販売とはバリアンス記録テンプレート、医師/看護師を中心とした記録テンプレートを対象とします。
バリアンス記録テンプレートはクリニカルパス運用時、アウトカムがバリアンスとなった際に記録するテンプレートです。日本クリニカルパス学会監修のBOMに対して存在し、現在、317テンプレートあります。
医師/看護師を中心とした記録テンプレートは救急外来記録や救急外来転帰評価記録、入院初診時記録、集中治療室系病棟入/退室基準などで、他施設でも使用可能な約30テンプレートを対象とします。
さらに、テンプレートの作成、運用およびデータ出力を中心として、支援します。また、その方針も含めたドキュメント作成も対象としたコンサルテーションも行います。