大幅拡充した薬物療法エリア

日進月歩の薬物療法。新しい薬や治療法の出現で治療効果が格段に良くなり、適応も拡大しています。増え続ける薬物療法に対応すべく、治療ブース数は1.8倍に拡大しました。見通しの良い空間で、患者さんがより安全に治療を受けられる環境が整っています。

安全性の高い抗がん剤調製室

従来の調製室を約3倍の広さに拡張し、増加する薬物療法に対応できる体制を整備しました。
高い清浄度が保たれたクリーンルームに、全量排気型の安全キャビネットを3台設置し、患者さんを守る視点と医療者を守る視点の双方から、安全性の高い設備のもとで抗がん剤の調製を行っています。

気兼ねなく利用できるがん相談支援センター

がん相談支援センターを2階から1階へ移設拡充。これまで以上に、患者さんやご家族が気軽にお立ち寄りいただける相談窓口を作りました。がんの治療のお悩みだけでなく、仕事やお金など様々なお悩みのご相談に対応しています。常勤の精神腫瘍医も在籍しておりますので、お気軽にご利用下さい。

• がん相談について

対話を重視した診察室・面談室

「患者さんとの対話を大切にしたい」という思いから、個室の診察室と面談室を新たに設置しました。全20部屋の診察室・面談室は、患者さんのプライバシーに配慮した個室空間です。 看護師による問診や医師の診察だけでなく、専従の薬剤師・管理栄養士・リハビリスタッフ・社会福祉士など多職種が相談・指導を行い、さらに専門性の高いサポートを提供していきます。

「腫瘍循環器外来」始動！

2023年4月より、新たに「腫瘍循環器外来」を開始します。これまでがんと循環器は最も離れた分野と考えられていましたが、がん患者さんが循環器疾患を合併するケースは多く、最近では両者の専門医が連携して診療を行う重要性がクローズアップされています。日本でも腫瘍循環器学会が設立され、注目を集めている領域です。新しい分野ではありますが、当院では早期に循環器内科専門医が介入し、がんの専門医や多職種と連携して治療を行っていきます。