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済生会熊本タイムズ

地域に最先端の医療をいち早く提供する当院の取組みや様々な情報をご紹介します。

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熊本県初(九州2施設目) 心臓弁膜症に対するダヴィンチを用いたロボット心臓手術を実施しています

当院では2013年3月、内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」を南九州で初めて導入。2018年に保険診療枠が拡大されたことを受け、2019年には新たに、心臓弁膜症に対するロボット手術がスタートしています。

熊本県初(九州2施設目) ダヴィンチを用いたロボット心臓手術実施施設に認定されました。

体に小さな穴を開け、そこからアームを挿入する内視鏡手術は、従来の開胸手術と比べて傷口が小さく、早期回復につながります。
その内視鏡手術に、3Dの高い視覚情報と、ロボット制御による正確・精密な動きが加わったのが手術支援ロボット「ダヴィンチ」です。

特に心臓は他臓器に比べて出血しやすく、さらに常に拍動しているという特徴があります。そのためロボット手術を行うためには厳しい施設基準を満たし、学会の認定を受ける必要があり、全国的にも心臓のロボット手術を行うことができる施設数は少く、2020年6月現在九州では2施設のみです。

当院では2019年6月にロボット支援下での僧帽弁形成術を開始。2020年2月には専門外来も開設し、診療の充実化をはかっています。

積み重ねてきた”低侵襲”治療の実績

心臓血管外科では、患者さんにより負担の少ない”低侵襲”治療に最も力を入れています。患者さんができるだけ早く家庭や仕事に復帰していただけるよう、循環器内科、及び他のスタッフによる「ハートチーム」を結成し、多職種で患者さんそれぞれにあった治療を提供しています。

特に、このたびロボット支援下で治療を開始した「僧帽弁形成術」については、当院では2010年から”右側胸部小切開心臓手術(MICS)”による治療を行っていました。この手術は、従来喉元からみぞおちまで大きく切開して行っていた手術を、完全鏡視下により行うものです。右脇肋骨の隙間を3~5cmだけ切開させて行う手術であるため、より小さな傷口で治療を行うことができます。

胸骨や肋骨の切開も必要ないため、出血や痛みが少なく、患者さんの身体への負担が少ないことが特徴です。また、感染リスクが小さいことから、社会復帰までの期間が短いこと、美容面への影響が少ないことも期待されます。

完全胸腔鏡下 MICS手術の実績についてはこちら

特設サイト

ロボット支援手術に関する詳細は、下記の特設サイトをご覧下さい。

 

関連情報

高度僧帽弁閉鎖不全症へのカテーテル治療法 MitraClip®(マイトラクリップ)治療については、下記の特設サイトをご覧下さい。

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