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基本情報

特徴

患者さんに信頼される検査室を日々目指しています

患者さんの血液・尿・体腔液・組織といった体内物あるいは患者さんの身体を対象に検査を行い、不調や辛さ苦しさなどを数値化、見える化することで、適切な診断や治療へとつなげます。そのため、日頃から検査データの精度管理や技師の教育に最も力を入れています。また、救急外来でのエコー業務、集学的がん診療センターでの採血業務などの検査室外業務に加えて、糖尿病教室やハートチームカンファレンスなどのチーム医療にも参画し、幅広い活動を行っています。

所属しているスタッフのうち、約半数が患者さんの体に直接触れて検査を実施します。生理検査担当技師数および生理検査件数は、日本でもトップクラスを誇ります。

主な業務内容

検体検査室

検体とは体から排泄されたもの、あるいは採取されたもの(尿や痰、血液など)をいいます。診断や治療のため、検体から様々なデータを測定します。検体検査室は、以下のグループに分かれて検査を行います。

採血室

採血室では主に外来患者の採血を行っており、受付時間は8時から17時まで、1日平均230人の患者さんの採血に対応します。患者さんが集中する午前中には、11名のスタッフ(臨床検査技師7名、看護師2名、受付事務2名)が業務にあたります。

採血室と検体検査室が隣接しているので、採血した血液をすぐに検査できます。採血管は、患者案内票のバーコードを採血システムで照合し、患者さんごとに自動発行します。また、採血間違いが起きないよう採血直前に患者さんに名前と生年月日を言っていただき、確認を行うことで安全に採血を実施しています。

生化学・免疫・血液検査室

生化学検査、免疫血清検査、血液検査、凝固線溶検査をワンフロアで協力しながら業務を行い、1日に約1,600本の検体が病棟や外来から当検査室へ提出されます。早朝6時頃から病棟検体の検査を開始し、可能な限り外来採血が始まる前に病棟検体の検査を行うことで、採血結果報告時間の短縮に取り組んでいます。

また、2020年1月に機器の更新を行い、多くの機器を搬送システムに連結させ、効率良く・迅速に検査できるような運用体制を構築しました。

担当スタッフは臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師や認定血液検査技師など様々な資格を有しており、専門性を磨き臨床へ貢献できる検査室を目指すとともに、スタッフへの教育にも尽力しています。

輸血検査室

24時間体制で輸血業務にあたっています。血液型検査や不規則抗体スクリーニング検査では全自動輸血検査装置Erytraを用いて、常に同一レベルの精度で検査を行うことができます。

当院の輸血製剤は、RhoOBAシステムによって一元管理されます。輸血用製剤の発注や入庫・管理、輸血を施行した患者さんの輸血管理など、すべての情報をシステム上で管理しています。あらかじめ自身の血液を計画的に採血・保存し、手術の際に輸血する「自己血」の保管・管理も輸血検査室が担当します。

細菌検査室

感染症の診断のため、喀痰・便・尿・血液・膿汁などのあらゆる材料をもとに原因となる細菌やウイルスの検査を実施します。また、適切な抗菌薬を決めるための薬剤感受性試験も行っています。

細菌検査には「培養」という過程が必要なため、他の検査と比べて最終報告までに時間を要する傾向があります。様々な自動機器を駆使し、可能な限り早い結果の報告に努めています。迅速かつ効率的な菌の発見を目指すとともに、現時点で予測される原因菌などの情報提供も随時行っています。 ウイルス検査機器も増やし、変化する感染症傾向にも対応しています。

生理検査室

患者さんの体に直接触れて検査するものを生理検査といいます。超音波検査(エコー検査)や心電図検査などが挙げられます。以下のグループに分かれて、検査を行います。

電気生理室

心電図を中心に、トレッドミル負荷心電図、肺機能検査、脳波検査などを行います。また、生活習慣病の1つである糖尿病については、神経伝導速度や眼底カメラ、オートノミックの検査を実施し、合併症の有無を調べます。

両側上下肢の血圧を同時に測定するABI(ankle-brachial index)の検査によって動脈硬化の程度を評価するほか、閉塞性動脈硬化症のスクリーニングも行っています。

ホルター心電図では、取りつけから解析までを担当し、当院以外の検査結果についても解析を受けつけています。また、植え込み型心電図については、植え込みのサポートや設定から日々の心電図の確認までを担当スタッフで対応しています。

さらに、心臓リハビリチームと連携しながら心肺機能を評価するCPX(cardiopulmonart exercise testing)検査を行うほか、ペースメーカーチェックなどの業務では臨床工学技士と協同して取り組みます。

超音波室

当院は12室の超音波検査室を備えています。腹部体表超音波や心臓血管超音波などの様々な超音波検査をワンフロアで取り組み、臨床に役立つデ-タを迅速に提供できるよう努めています。

「日本超音波医学会」から認定された超音波専門医の指導を受け、ほとんどの担当スタッフが超音波検査士、血管診療技師、脳神経超音波検査士などの資格を保有し、検査を担当するとともに、臨床検査技師や診療放射線技師、医師がチームを組み、業務にあたっています。

また、各診療科の医師および他職種と合同で、症例検討会などを定期的に開催し、超音波検査所見の説明を行うとともに、臨床からの要望を把握します。一部の検討会では院外からの参加者も交え、常に知識の向上を図っています。

病理検査室

病理検査とは、患者さんの体から採取した組織の一部を顕微鏡で調べて、疾患の種類や性質などを見分ける検査です。私たちの体を構成する細胞は異常をきたすと、形が変わったり、普通ではみられない種類の細胞が増えてきたりします。こうした細胞の種類や形の変化を顕微鏡で見て、診断します。以下のグループに分かれて、検査を行います。

病理検査室

組織診断
内視鏡などで採取された組織片や手術標本から、ガラス標本を作製します。これを顕微鏡で観察し、疾患の種類や病変の広がりなどを診断します。腫瘍性病変か非腫瘍性病変か(特に炎症や循環障害)、腫瘍の良性・悪性の鑑別などがわかります。確定診断や治療方針の決定、治療効果の判定に重要な検査です。

 

細胞診
体からはがれた細胞(尿、喀痰)や採取した細胞(肺、膵臓など)を顕微鏡で観察し、疾患(主に腫瘍)の有無を検査します。

 

病理解剖
亡くなられた患者さんの病理解剖を行い、死因の究明や生前の臨床診断の適否、合併症の有無、治療効果などを判断し、最終的な病理診断報告書を作成します。

一般検査室

主に尿検査(尿定性、尿沈渣、尿生化学)を行います。その他、便潜血検査や胸水・腹水・髄液などの検査も実施します。

 

尿定性
尿検査の中で最も一般的な検査です。尿試験紙を用いて、尿中に糖や蛋白・血液などが出ていないかを調べます。

 

尿沈渣
尿を遠心分離器にかけ、固形成分を沈殿させて顕微鏡で観察し、尿中の血球や細胞を判定します。

 

尿生化学
尿中の糖や蛋白・電解質などの量を測定します。

 

便潜血
消化管からの出血の有無を調べます。

 

脳脊髄液検査
髄液の糖や蛋白・細胞数・細胞の種類を調べます。

 

穿刺液検査
体腔液(胸水・腹水・心嚢液)や関節液などを調べます。

実績

診療実績

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研究実績

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スタッフ紹介

神尾 多喜浩

神尾 多喜浩

病理診断科部長

昭和62年卒

富田 文子

富田 文子

技師長