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基本情報

特徴

患者さんに信頼される検査室を日々目指しています

患者さんの血液・尿・体腔液・組織といった体内物質、あるいは患者さん本人を対象に検査を行います。糖尿病教室・心臓リハビリテーションなどチーム医療にも参画し、幅広い活動を行っています。

所属している臨床検査技師53名のうち、26名が患者さんの体に直接触れて検査を実施。生理検査技師数および生理検査件数は、熊本県内でもトップクラスを誇ります。

主な業務内容

検体部門

検体とは体から排泄されたもの、あるいは採取されたもの(尿や痰・血液など)をいいます。診断や治療のため、検体からさまざまなデータを測定します。以下のグループに分かれて検査を行います。

採血室
業務内容

採血室では、主に外来患者の採血を行っています。受付時間は8時15分から17時00分まで、1日平均220人(多いときには300人以上)の患者さんに対応します。患者さんが集中する午前中には、9名のスタッフ(検査技師6名・看護師3名)が業務にあたります。

 

採血室と検体検査室が隣接しているため、採血した血液をすぐに検査できます。採血管は、患者案内票のバーコードを採血システムで照合し、患者さんごとに自動発行します。また間違いが起きないよう、患者さんの名前と生年月日を確認させていただいています。

 

採血室

機器一覧
測定機器 検査項目
採血管自動発行システム BC-ROBO585(テクノメディカ)

採血室 測定機器

生化学・免疫検査室
業務内容

1日にのべ500から600の検体が、病棟や外来から当検査室に提出されています。そのうちの7割から8割を緊急検査が占めます。技師1名が平日7時20分から出勤して対応し、早朝採血で特に急ぐ検体は8時45分までに結果を報告します。外来検体については外来採血室が隣にあるため、 30分から40分で結果を報告できます。

 

また免疫化学検査を含むほとんどの検査について、24時間対応できる体制を整えています。これにより、救急外来の診療補助がさらに充実しました。

 

検査項目の詳細に関しては、患者さん用パンフレットを採血室内に設置。自由にご覧いただけます。

機器一覧
測定機器 検査項目
TBA-C16000(東芝/アボットジャパン) 2台 酵素、電解質、糖質、無機質、脂質、CRP、TPLA、RPR、薬物、尿生化学
アーキテクトi2000SR(アボットジャパン) 2台 腫瘍マーカー、ホルモン、肝炎ウイルス、心筋マーカー、薬物
ハイオートA1C8170(アークレイ) グリコヘモグロビン関連
ハイオートGA1170(アークレイ) 血糖(電極法)
μ TAS WAKO (和光) プロカルシトニン
用手法 血中ケトン体、H-FABP、インフルエンザ

生化学・免疫検査室 測定機器

血液検査室
業務内容

血算・血液像・骨髄像・出血時間・血液凝固時間・血液ガスの検査を行っています。血算の測定は、日勤帯ではXE-5000、時間外はXT-4000iで実施します。凝固検査はコアプレスタ2000で行います。

 

1日あたり、外来病棟を含めて400から500の検体が提出されています。外来の検査結果は、血算・凝固検査ともに20~30分で報告します。技師1名が平日7時30分から出勤し、特に急ぐ検体は8時30分までに結果を提出します。

機器一覧
測定機器 検査項目
XE-5000(Sysmex) 血算、血液像
XT-4000i (Sysmex)
コアプレスタ2000(積水メディカル) 2台 PT、APTT、Fib、AT、FDP、D-ダイマー、SFMC
ABL800(RADIOMETER) 血液ガス

血液検査室 測定機器

輸血検査室
業務内容

臨床検査技師が24時間体制で輸血業務にあたっています。血液型検査・不規則抗体スクリーニングではAuto Vueシステムを用い、常に同一レベルの精度で検査を行うことができます。また、手術室の要請を受けてから血液製剤の運搬を開始する体制を整え、より有効な輸血用血液製剤の利用を実現しています。

 

当院の輸血製剤は、BTDシステムによって一元管理されます。輸血用製剤の発注や入庫・管理、輸血を施行した患者さんの輸血管理など、すべての情報をシステム上で管理しています。あらかじめ計画的に採血し貯めておいた血液を手術の際に輸血する「自己血」の作製および保管・管理も、輸血検査室が担当します。

機器一覧
測定機器 検査項目
Auto Vueシステム(Ortho) 血液型検査、不規則抗体スクリーニング

輸血検査室 測定機器

細菌検査室
業務内容

細菌検査室では、4名の臨床検査技師が業務に携わっています。感染症の診断のため、喀痰・便・尿・血液・膿汁などあらゆる材料をもとに検査を実施します。また、適切な抗菌薬を決めるための薬剤感受性試験も行っています。

 

細菌検査には「培養」という過程が必要なため、他の検査と比べて最終報告までに時間がかかる傾向があります。さまざまな自動機器を駆使し、できるだけ早い結果の報告に努めています。迅速かつ効率的な菌の発見を目指すとともに、現時点で予測される原因菌などの情報提供も随時行っています。

機器一覧
測定機器 検査項目
全自動細菌検査装置
VITEK2compact(シスメックス・ビオメリュー)
菌種同定、薬剤感受性試験
(グラム陽性菌 / グラム陰性菌)
全自動血液培養装置
BacT/Alert240(シスメックス・ビオメリュー)
血液中の細菌培養

細菌検査室 測定機器

生理検査部門

患者さんの体に直接ふれて検査するものを生理検査といいます。超音波検査(エコー検査)や心電図検査などがあげられます。以下のグループに分かれて検査を行います。

生理機能検査室
業務内容

心電図を中心に、トレッドミル負荷心電図や肺機能検査などを行います。また生活習慣病の1つである糖尿病について、神経伝導速度・眼底カメラ・オートノミックの検査を実施し、合併症の有無を調べます。

両側上下肢の血圧を同時に測定するABI(ankle-brachial-index)の検査によって動脈硬化の程度を評価するほか、閉塞性動脈硬化症のスクリーニングも行っています。

生理機能検査室
検査項目一覧
検査項目 検査内容
12誘導心電図 心筋の活動電位を波形として表します。
トレッドミル 運動により心臓に負荷をかけて、心電図や血圧の変化・症状の有無を検査します。
肺機能検査
   肺活量
   努力性肺活量・一秒率
   肺拡散能
肺の最大換気量を測定し、拘束性障害の有無や程度を検査します。
一気に呼出した時の量や速さを測定し、閉塞性障害の有無や程度を検査します。
混合ガスを使って、肺胞レベルでのガス移動の良否や程度を検査します。
脳波 大脳皮質の電気的活動状態を検査します。
神経伝導速度 末梢神経障害の有無や程度を評価します。
オートノミック 主に糖尿病患者の自律神経障害の程度を検査します。
眼底カメラ 網膜表面を直接写真撮影して、糖尿病性網膜症の有無や網膜剥離などを調べます。
聴性誘発反応 脳幹部での聴覚神経系の興奮による電位を頭皮上より記録したもので、脳死の判定や脳幹部の神経学的検査として用いられます。
血圧脈波検査 両手、両足の血圧を測定し、動脈硬化症の有無や程度を調べます。
レイトポテンシャル 不整脈の患者さんを中心に、遅延電位を検出します。
機器一覧
使用機器
心電計 ECG-9422(日本光電)
トレッドミル CASE advanse(GEマルケット)
肺機能 FUDAC77、SpiroSift SP-470(フクダ電子)
脳波計 Neurofax 脳波計EEG-1518、脳波計EEG-1214(日本光電)
筋電計 MEB-9402(日本光電)
眼底カメラ CR-DGI(キヤノン)
血圧脈波検査 form PWV/ABI(オムロンコーリン)
レイトポテンシャル MAC5000(GEマルケット)
ホルター検査室
業務内容

3名の技師が、ホルター心電図の取り付けから解析までを担当しています。
当院以外の検査結果についても解析を受け付けています。また、携帯型長時間自動血圧測定検査も実施します。

理学療法士と連携しながら心臓リハビリのCPX検査を行うほか、ペースメーカーチェックなどの業務にも、臨床工学技士と協同して取り組みます。

検査項目
  • ホルター心電図検査(携帯型長時間心電図検査)
  • 携帯型長時間自動血圧測定検査
ホルター検査
機器一覧
使用機器
ホルター心電図記録器22台 FM 160、FM 100、SM60(フクダ電子)
DMC4502(日本光電)
ホルター心電図解析装置2台 SCM6600(フクダ電子)
DSC3200(日本光電)
携帯型長時間自動血圧計6台 FM200、FB250(フクダ電子)
神経超音波検査室
業務内容

神経超音波検査室は3階フロアー内に設置され、1日2人体制で業務にあたっています。主に脳梗塞やその疑いのある患者さんに対し、超音波を用いて検査を行います。動脈硬化症の程度や血栓などの塞栓源を調べるほか、頸部血管・頭蓋内血管・心臓・下肢血管も観察します。入院当日に検査できるよう心がけ、スピーディな情報提供を目指します。

 

また頸動脈留置術(CAS)や内膜剥離術(CEA)前後の評価を行い、迅速かつ正確な結果報告に努めます。神経内科医師による回診およびカンファレンスにも参加しています。

 

神経超音波検査室

検査項目一覧
検査項目 検査内容 検査時間
頸部血管超音波検査 頸部血管の形態と血流から、狭窄や動脈解離の有無およびその程度などを評価します。 約30~50分
経頭蓋内血管超音波検査 頭蓋内血管をカラードプラ法で評価します。 約10分
心臓超音波検査 心臓の形態、特に心筋や弁の動きを観察し、壁運動異常や弁逆流・狭窄、心内血栓の有無などを調べます。 約20分
下肢静脈超音波検査 深部下肢静脈、ヒラメ筋内静脈に血栓の有無を調べます。 約30~60分
機器一覧
使用機器
aplio50、aplio80(東芝メディカル)
心臓血管エコー室
業務内容

当院は6室の心臓血管超音波検査室を備えています。
腹部超音波・神経超音波とかけ持ちの場合も含めると、計18名の技師が心臓超音波検査に携わっています。心臓超音波検査を専門としている技師はそのうちの5名です。さまざまな超音波検査に取り組み、臨床に役立つデ-タを迅速に提供できるよう努めています。

 

また、心臓血管外科術前検討会に毎回参加しています。検討会では超音波検査所見の説明を行うとともに、臨床からの要望を把握します。

 

トレッドミル不可心臓超音波検査室

検査項目一覧
検査項目 検査内容
心臓超音波検査 超音波を用いて、心臓の大きさや働き具合などを調べます。
トレッドミル負荷超音波検査、
薬物負荷超音波検査
運動負荷・薬剤負荷の前後で心臓超音波検査を行い、虚血や心筋viabilityの有無を調べます。
コントラスト超音波検査 心筋組織の造影剤染影の有無により虚血を調べます。
ATP負荷超音波検査 ATP負荷前後の冠動脈超音波検査により冠予備能を調べます。
下肢血管超音波検査(動脈、深部静脈、静脈瘤) 血管の閉塞や狭窄、血栓の有無、静脈瘤の原因やその程度などを調べます。
腎動脈超音波検査 腎動脈起始部を中心に狭窄の有無を調べます。
バスキュラーアクセス超音波検査 透析に用いられるシャント部分を中心に、血管の器質的病変の有無・血流量の測定を行います。
機器一覧
使用機器
TE33C(Philips)
Vivid7(GE):4台
aplio80(東芝メディカル)
腹部エコー室
業務内容

消化器科医師・放射線科医師・臨床検査技師・診療放射線技師がチームを組み、業務にあたっています。

「日本超音波医学会」から認定された超音波専門医や超音波検査士を含むスタッフが検査を担当し、腹部のみではなく、必要に応じてさまざまな部位の超音波検査を実施します。

また各診療科の医師および技師と合同で、症例検討会などを定期的に開催。院外からの参加者も交え、常に知識の向上を図っています。

腹部エコー室

病理検査室 測定機器

検査項目一覧

腹部(肝・胆嚢・膵・腎などの実質臓器および消化管)・骨盤腔、乳腺、甲状腺・副甲状腺、その他の体表臓器、泌尿器科領域(前立腺、睾丸)の超音波検査

機器一覧
使用機器
腹部エコー室内(5台)
HDI5000(Philips ):2台
aplio80、 aplioXG(東芝メディカル)
iU22(Philips)

病理検査部門

病理検査とは、患者さんの体から採取した組織の一部を顕微鏡で調べて、疾患の種類や性質などを見分ける検査です。私たちの体を構成する細胞は異常をきたすと、形が変わったり、普通では見られない種類の細胞が増えてきたりします。

こうした細胞の種類や形の変化を顕微鏡で見て、診断します。以下のグループに分かれて検査を行います。

病理検査室

病理検査室の主な業務は、組織診断・細胞診・病理解剖です。

業務内容

穿刺液検査
体腔液(胸水・腹水・心嚢液)、関節液などを調べます。

 

組織診断
内視鏡などで採取された組織片や手術標本から、ガラス標本を作製します。これを顕微鏡で観察し、疾患の種類や拡がりなどを診断します。腫瘍性病変か非腫瘍性病変か(特に炎症や循環障害)、腫瘍の良性・悪性の鑑別などが分かります。確定診断や治療方針の決定、治療効果の判定に重要な検査です。

 

細胞診
体からはがれた細胞(尿や喀痰)・採取した細胞(乳腺や甲状腺など)を顕微鏡で観察し、疾患(主に腫瘍)の有無を検査します。

 

病理解剖
亡くなられた患者さんの病理解剖を行い、死因の究明・生前の臨床診断の適否・合併症の有無・治療効果などを判断し、最終的な病理診断報告書を作成します。

機器一覧
測定機器
密閉型自動包埋装置 エクセルシア(Thermo)
全自動染色・封入搬送システム ST5020 CV5030(LEICA)
凍結切片作製装置 クリオトーム(Thermo)
有機溶剤蒸留再生装置 バイオテック リサイクラー(CBG)
集細胞遠心装置 サイトスピン4(Thermo)
ホルマリンガス換気装置 ラミナーテーブル(興研)
カセット自動印字装置 オートライトネクストカセットプリンタ(SAKURA)
プレパラート自動印字装置 ファインフロストプリンタミニ(松浪ガラス工業)

病理検査室 測定機器

病理検査室

主に尿検査(尿定性・尿沈渣・尿生化学)を行います。その他、便潜血検査や胸水・腹水・髄液などの検査も実施します。

業務内容

尿定性
尿検査の中で最も一般的な検査です。尿試験紙を用いて、尿中に糖や蛋白・血液などが出ていないかを調べます。

 

尿沈渣
尿を遠心分離器にかけ、固形成分を沈殿させて顕微鏡で観察し、血球や細胞を判定します。

 

尿生化学
丸1日分の尿を集めて調べ、尿中の糖や蛋白・電解質などの量を測定します。

 

便潜血
消化管からの出血の有無を調べます。

 

脳脊髄液検査
髄液の糖や蛋白・細胞数・細胞の種類を判定します。

 

穿刺液検査
体腔液(胸水・腹水・心嚢液)、関節液などを調べます。

機器一覧
測定機器 検査項目
全自動尿分折装置 AUTION MAX AX-4030(アークレイ) 尿定性
全自動尿中有形成分分析装置 UF-1000i(Sysmex) 尿中有形成分
便潜血全自動免疫科学分折装置 OCセンサー μ(栄研化学) 便潜血

一般検査室 測定機器

実績

診療実績

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研究実績

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スタッフ紹介

神尾 多喜浩

神尾 多喜浩

部長

昭和62年卒

佐野 直樹

佐野 直樹

平成22年卒

田中 一仁

田中 一仁

平成30年卒

富田 文子

富田 文子

技師長