循環器内科

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診療の最前線

潜因性脳梗塞に対する卵円孔開存(PFO)閉鎖術の実施施設に認定されました
当院では12月より保険収載されました潜因性脳梗塞に対する卵円孔開存(PFO)閉鎖術を開始致します。卵...

心原性脳塞栓症予防の予防治療、WATCHMAN(左心耳閉鎖システム)を用いたカテーテル治療を開始しました。
当院では9月より保険収載されましたWATCHMAN(左心耳閉鎖システム)を用いたカテーテル治療を開始...
特徴
エビデンスに基づく最良の医療を提供します
当センターでは、心臓血管外科と協働して、24時間体制で急性期患者さんの治療を行っています。各分野のスペシャリストが集まり、心疾患に対応できる体制の充実に日々努めています。
心臓検査は、被ばくの少ない最新鋭のCTにて実施。2009年より開始した日帰り外来カテーテル検査は通年200症例を超えるほか、冠動脈形成術件数も例年720症例前後と九州内の医療機関でも上位の実績を誇っています。
また高齢化に伴い増加している不整脈治療では、不整脈に対するカテーテルアブレーションは736例(2017年)、遠隔モニタリングシステムの総管理患者数も1016名となっています(2017年)。
最先端の医療提供をめざします-心房中隔欠損症のカテーテル治療、TAVI他-
2012年1月に、心房中隔欠損症のカテーテル治療が可能な施設に認定されました。南九州では初めての認定施設となります。また、2013年12月、済生会熊本病院で南九州初となる「経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI:タビ)」が行われました。以来、高齢などの理由で通常の外科手術が困難な「大動脈弁狭窄症」患者さん200名を超える患者さんにTAVI治療が行われています(2018年6月現在)。
2018年度は「手術困難な僧帽弁逆流症例」に対するカテーテル治療であるMitraClipを開始、また不整脈分野ではレーザーバルーンによる心房細動アブレーション治療など、その他にも国内外の主要な学会での活動や論文発表を積極的に行い、新規薬剤などの国際共同治験、臨床研究への参加を通して、常に最先端の情報を携えて治療にあたります。
済生会熊本病院心臓血管センターは、高度で複雑な医療を提供するために必要不可欠な多職種による「ハートチーム」を形成し、治療に当たっています。その取り組みや治療法などを紹介する特設サイトをリリース致しました。
心臓血管センター 特設サイト


主な治療対象
疾患名 | 関連する疾患 |
---|---|
虚血性心疾患 | 急性心筋梗塞、不安定狭心症、陳旧性心筋梗塞、狭心症など |
不整脈 | 心房細動、心房粗動、上室性頻拍、WPW症候群、pvc 心室期外収縮、心室頻拍、心室細動(ブルガダ症候群)、房室ブロック、洞不全症候群など |
血管疾患 | 急性大動脈解離、大動脈瘤、慢性閉塞性動脈硬化症(ASO)、静脈瘤、深部静脈血栓症など |
弁膜症 | 大動脈弁膜症、僧帽弁膜症、三尖弁膜症など |
心筋疾患 | 特発性心筋症、肥大型心筋症、拡張型心筋症、急性心筋炎など |
その他 | 急性心不全、慢性心不全、先天性心疾患、心臓腫瘍、心膜疾患など |