中央手術部
基本情報
診療の最前線
2013年4月8日、 熊本県で初めて、ハイブリッド手術室を稼働しました。ハイブリッド手術室とは、手術...
特徴
中央手術部では、常勤麻酔科医9名が診療にあたっています。また心臓手術に欠くことのできないモニター「経食道心エコー」の認定資格を7名が取得しており、うち5名が心臓血管麻酔専門医の資格を持っていて、当院は制度発足当初より心臓血管麻酔専門医認定施設となっています。(いずれも2024年4月現在)また、あらゆる手術に神経ブロックを多用しており、(日本区域麻酔認定医1名ほかに日本区域麻酔検定試験合格者1名)麻酔科医は手術室看護師・臨床工学技士と手を携えながら十分なケアを行うことで、患者さんの安全を守っています。
主な業務内容
術前診察
手術前の注意事項や麻酔の合併症・麻酔の種類などを記載した『麻酔を受けられる方へ』パンフレットを作成しています。手術についての理解を深めていただくことで、患者さんとご家族の不安をできる限り取り除けるよう心がけています。
術中・術後管理
心臓血管外科・脳神経外科の生命に直接関わる大手術を始め、緊急・外傷・高齢者・腎不全・心不全など、当院で行われる手術は高リスクな症例で占められています。常に高いレベルでの麻酔管理を要求されるため、全スタッフが常に新しい知識を習得できるよう努めています。
新しい全身麻酔薬による麻酔法や脊麻針(注1)の導入などにより、日帰りやそれに準ずる手術にも対応できるようになりました。手術後の鎮痛に関してもご満足いただけるよう、適切な鎮痛・鎮静剤の投与や硬膜外麻酔(注2)の併用などに取り組んでいます。
(注1)脊麻針は、脊椎麻酔後における頭痛の発生が非常に減少します。
(注2)硬膜外麻酔とは、髄からやや遠い場所に麻酔をかけることです。効き目は若干弱くなりますが、細菌感染の危険性が少なくなります。