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診療の最前線

心停止患者へのECMO(体外式膜型人工肺)使用

心停止患者へのECMO(体外式膜型人工肺)使用

心臓や肺の機能を一時的に代替・補助するECMO(extracorporeal membrane ox...

救急車からの心電図・画像伝送システム 本格稼働開始!

救急車からの心電図・画像伝送システム 本格稼働開始!

2018年11月1日、当院は県内初となる「クラウド型12誘導心電図伝送システム」の本格運用を開始しま...

特徴

臓器別専門分野の枠を超えた、専門的な診断・治療を行います

集中治療室には重症の方が入室されます。重症になると、多くの場合、ひとつの臓器だけの問題では済まなくなります。集中治療室はそのような方を支え、回復のお手伝いをする場です。各臓器の問題を解決しながら身体全体の調節を行う、専門医でありながら全体を診るのが集中治療医学です。医師だけでなく、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士、そして転退院後の療養や社会復帰するためのお手伝いをするソーシャルワーカーも一緒に、入室した方々の人生をより良いものにするために尽くす医療を目指しています。

さらに、当院は世界標準の病院機能評価Joint Commission International, JCIの認証を受けるなど、診療の質管理に長年にわたり取り組んできたことも特徴です。もちろんICUも例外ではなく、データに基づいた質管理を行っています。

運営体制

集中治療専門医、救急専門医、循環器専門医らからなる集中治療室スタッフ医師に加えて、循環器内科と救急・総合診療科から派遣される医師が常駐して診療にあたります。心臓血管外科や消化器外科手術後,外傷・内科重症救急などの方も、主治医と合議の上で方針を決定して私たちが診療することで、臓器別専門科の視点と全身を診る視点との整合を図るようにしています。専門的な処置が必要になっても、各診療科と迅速かつ綿密な連携がとれる体制でもあります。

看護師は患者さん2人に対して1人以上の配置で、認定看護師・専門看護師も配置しています。

専任の薬剤師、臨床工学技士(当直あり)、理学療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカーも一緒になってひとりひとりの病状を把握し、日々の方針を議論しながら多職種の視点からケアを進めていきます。

主な業務内容

当院は年間7,000件を超える救急車搬送を受け入れる急性期病院です。また、長年にわたりドクターカー(Mobile CCUと呼んでいます)によって、県内のみならず近隣県からの急患依頼にも対応してきました。近年はドクターヘリの受け入れも増え、入院する方の病態も様々になっています。

心血管系集中治療室(Cardiovascular Care Unit, CCU)として発足して発展してきた歴史から、循環器科重症疾患患者の割合が多くを占めますが、前述のように様々な疾患の方を受け入れるようになり、重症度も増してきたことから、現在は全ての重症患者を受け入れるGeneral ICUとして機能しています。詳細は診療実績をご参照ください。

スタッフの学術活動

スタッフは医師のみならず全職種が学術活動を行っており、科学的・論理的に考える力を鍛え、日々の診療に活かしています。

実績

診療実績

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研究実績

研究実績を見る(PDF)

スタッフ紹介

澤村 匡史

澤村 匡史

集中治療室長

平成4年卒