呼吸器外科
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診療の最前線
呼吸器疾患で受診される方みなさんにとってためになる動画を準備しました。このページでは肺がんに関する検...
10/18(木)、ロボット支援下肺悪性腫瘍手術を実施しました。当院初、そして県内でも初めての肺悪性腫...
特徴
内科と外科が一体となって診断と治療を行います
肺炎・肺がん・間質性肺疾患・ぜんそく・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・気胸および胸膜疾患・急性呼吸不全や急性呼吸促迫症候群など、あらゆる呼吸器疾患を、呼吸器センターが一体となって診療しています。
特に肺がんの治療に際しては、呼吸器内科、放射線科と合同カンファレンスを行い、エビデンスに基づいた総合的な判断の下に治療方針を決定しています。
患者さんの負担低減を目指して
当科では患者さんの負担低減を目的に、胸腔鏡手術(ロボット支援下を含む)を第一選択としており、9割以上の手術を完全胸腔鏡下に行っています。短期間で回復できるため、ほとんどの方が入院期間5日以内(肺葉・区域切除5日間、部分切除3~4日間)で自宅退院が可能であり、高齢の患者さんでも安心して手術を受けられます。
また、患者さんの精神的負担軽減を目的に、手術日当日の入院を推進しているとともに、肺がん手術においては、当院が考案した選択基準による区域切除・部分切除を行い、呼吸機能の保全に努めています。
ロボット手術の導入と推進
当科では、2018年に熊本県で初めて肺がんに対するロボット支援手術を行いました。ロボット支援手術は医師がロボットを遠隔操作して行う内視鏡手術で、通常の鏡視下手術と同様に傷口が小さい、出血量が少ない、手術後の疼痛が軽減される、といったメリットがありますが、通常の鏡視下手術以上に精密な操作が行えるため、より入院期間の短縮や合併症の低減が望めます。現在、ロボット支援手術の保険適用対象は肺がんと縦隔腫瘍(良性・悪性)で、当科ではいずれにも積極的にロボット支援手術を採用しており、雑誌社が行った全国調査でもランクインするほどの豊富な手術実績を有しています(2024年5月末現在累計 肺がん293件/縦隔腫瘍 79件)。
ロボット手術の教育・指導施設として
当院は全国10カ所であるロボット指導教育施設の1つに認定されており、当科には2名のプロクター(手術指導医)が在籍しています。うち1名は日本ロボット外科学会の国内A級ライセンス(2023年7月末時点 国内13名)も取得しており、技術習得を目指す呼吸器外科医の教育・指導的役割を担っています。
主な治療対象
- 肺がんその他の肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜疾患(中皮腫・気胸・胸膜炎など)
- びまん性肺疾患(特発性間質性肺炎・サルコイドーシス・膠原病性肺疾患・過敏性肺炎・びまん性汎細気管支炎など)
- 肺炎(誤嚥性肺炎を含む)、肺化膿症、気管支炎、気管支拡張症など
- 気管支喘息、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 急性呼吸器不全(全ての呼吸器疾患に伴う呼吸器不全・ARDS)
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