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RI検査(脳のRI検査)

RI検査(脳のRI検査)

検査情報

脳血流シンチグラフィー

  • 脳梗塞や脳出血などによる脳血流の異常
  • 脳腫瘍・てんかん・外傷などによる脳血流の異常
  • 認知症の診断

などを調べます。

仰向けの状態になっていただき薬品(放射線医薬品)を注射した後、40分間程度撮影し脳の血流状態を調べます。左右の脳の血流量を測定することによって、手術適応の判定、手術後の効果などを確認します。
また認知症がある場合は、それが脳血管障害によるものか、アルツハイマー型によるものかを調べます。

画像解析から実際の脳内の血流量を算出
画像解析から実際の脳内の血流量を算出
認知症診断支援画像
認知症診断支援画像

ドパミントランスポーターシンチグラフィー

  • 特発性パーキンソン病
  • レビー小体型認知症
  • 進行性核上性麻痺

などの診断に有用です。

ダットスキャン静注という薬品を注射し、3時間程度院内にて待機して頂いた後に撮影となります。通常は午前中に注射し、午後から20分ほど撮影を行います。
この検査では、パーキンソン病やレビー小体型認知症で低下すると言われている脳内のドパミントランスポーターの量を評価することができます。

ドパミントランスポーターシンチ

※その他、以下のような検査(シンチグラフィー)があります。
肺血流シンチ、肺喚起シンチ、Ga(腫瘍)シンチ、下肢静脈シンチ、肝シンチ、甲状腺シンチ、副甲状腺シンチ、出血シンチ、腎血流シンチ、副腎シンチ、脳槽シンチ、てんかんシンチ など

 

検査についての紹介動画

検査の概要や検査の流れ、注意点について解説しています。

 

脳血流シンチグラフィー

脳血流シンチグラフィー

ドパミントランスポーターシンチグラフィー

ドパミントランスポーターシンチグラフィー

検査について

検査前

  • ほとんどの検査では静脈から薬品(放射線医薬品)を注射します。検査によってはガスを吸入して検査を行う場合があります。
  • 投与後は数十分~数時間お待ちいただく場合があります。また、検査によっては1~3日程度時間を空けて撮影を行う場合があります。
  • 食事制限や下剤の内服、服用中の薬の一時中止をお願いする場合があります。

検査中

  • 検査は専用ベッドの上に仰向けになって行います。
  • 検査時間は数分~1時間程度かかります。また、検査によっては数回撮影を行う場合があります。
  • 息を止めて撮影する必要はありませんが、できるだけ動かないようにしていただく必要があります。

検査後

  • 検査によっては、次の撮影まで安静にしていただく必要があります。

検査による体への影響について

RI検査で使用する薬品は副作用が少なく、近年の副作用の発生率は0.0008~0.0014%と報告されています。
RI検査で受ける放射線の量は、胃のX線検査と同じかそれ以下です。放射線の量は時間とともに減少し、体外へ排出されますので心配ありません。
ただし、胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。妊娠している方またはその可能性がある方は、RI検査を受けることができません。

 

ご注意いただきたいこと

RI検査で使用する薬品は患者さんに合わせてオーダーするため、他の患者さんに使用することができません。
キャンセルされる際は、検査前日の16時までにご連絡ください。検査前日が休日の場合、休日の前日16時までにご連絡ください。

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