RI検査(骨のRI検査)
検査情報
骨シンチグラフィー
- 骨の炎症や骨折
- X線撮影で診断が困難な疲労骨折や骨粗鬆症に伴う骨折
- がんの骨への転移の有無
などの診断ができます。
テクネシウムという薬品を注射して3時間程度待機し、骨に十分薬が集まってから撮影します。通常は午前中に注射し、午後から撮影となります。
検査中はできるだけ動かないようお願いします。検査は通常、50分程度で終了します。
検査について
検査前
- ほとんどの検査では静脈から薬品(放射線医薬品)を注射します。検査によってはガスを吸入して検査を行う場合があります。
- 投与後は数十分~数時間お待ちいただく場合があります。また、検査によっては1~3日程度時間を空けて撮影を行う場合があります。
- 食事制限や下剤の内服、服用中の薬の一時中止をお願いする場合があります。
検査中
- 検査は専用ベッドの上に仰向けになって行います。
- 検査時間は数分~1時間程度かかります。また、検査によっては数回撮影を行う場合があります。
- 息を止めて撮影する必要はありませんが、できるだけ動かないようにしていただく必要があります。
検査後
- 検査によっては、次の撮影まで安静にしていただく必要があります。
検査による体への影響について
RI検査で使用する薬品は副作用が少なく、近年の副作用の発生率は0.0008~0.0014%と報告されています。
RI検査で受ける放射線の量は、胃のX線検査と同じかそれ以下です。放射線の量は時間とともに減少し、体外へ排出されますので心配ありません。
ただし、胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。妊娠している方またはその可能性がある方は、RI検査を受けることができません。
ご注意いただきたいこと
RI検査で使用する薬品は患者さんに合わせてオーダーするため、他の患者さんに使用することができません。
キャンセルされる際は、検査前日の16時までにご連絡ください。検査前日が休日の場合、休日の前日16時までにご連絡ください。