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電気生理検査(Electrophysiologic study:EPS)

電気生理検査(Electrophysiologic study:EPS)

検査情報

カテーテルを使って不整脈の原因を検査します

不整脈の種類に応じて異なった複数の電極カテーテルを、首、足の血管より心臓内に留置して検査を行います。不整脈の種類にもよりますが検査時間は1~2時間程度です。検査内容としては心臓に刺激装置を使用して興奮させたり、薬剤を使用したりして、不整脈を誘発して原因もしくは異常な部位を診断します。

検査について

脈が遅くなる不整脈(徐脈性不整脈)に対する電気生理検査

心臓の心拍数を決める歩調取りを行っている組織(洞結節)に異常が無いか、また心臓の刺激興奮を伝える組織(房室結節)異常が無いかなどを検査します。代表される病気として洞機能不全症候群、房室ブロックなどがあり、症状は、失神・ふらつき・目の前が真っ暗になるなどがあります。

脈が速くなる不整脈(頻脈性不整脈)に対する電気生理検査

複数の電極カテーテルを心臓の中に留置して、不整脈の原因となる組織がどこに存在するかを確認します。また心臓に刺激装置を使用して興奮させたり、薬剤を使用して頻脈性不整脈を誘発して原因を検査します。特殊な頻脈性不整脈の場合は、3Dマッピングシステム呼ばれる装置を使用して不整脈の原因を検査します。

 

また、ほとんどの頻脈性不整脈は電気生理検査にて診断が行われた場合は、そのままカテーテルアブレーション治療を行います。代表される病気は発作性上室性頻拍、心房粗動、心室頻拍、心室細動などがあり、症状は失神や動悸、胸部不快感などがあります。

ご注意いただきたいこと

  • カテーテルを心臓の中に留置し検査をするため、検査中は動くことができません。

  • 不整脈を誘発するため、発作時と似た症状を自覚することがあります。

  • 大きな血管に針を刺し検査するため、検査後はしばらく安静が必要です。

  • 検査の内容によっては動悸を感じる場合があります。

  • 誘発された不整脈によっては、電気ショックによる治療を必要とする場合があります。

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