ホルター心電図検査
検査情報
24時間かけて患者さんの心臓の状態を記録し、解析します。
ホルター心電図検査では携帯用の小型心電計を用いて、長時間(24時間)にわたり心電図を記録します。
この心電図の解析を通して日常生活における心臓の動き(拍動)を調べ、異常がないかを検査します。
以下のような疾患を調べることができます。
- 不整脈
- 狭心症 など
検査について
胸部に数ヶ所シール状の電極を貼り、心臓の動きを心電計に記録します。10分ほどで検査機器の装着は完了します。検査開始から24時間、眠るときも含めて装置をつけ続けていただきます。
検査後の解析には、通常は1週間かかります。当日説明が必要など急を要する場合は、1時間30分程度で解析を行うこともあります。
ご注意いただきたいこと
- 検査開始後は、入浴やシャワーはできません。検査の前に済ませておいてください。
- 衣服はトレーナーなどのウエスト部分がゆったりとしたものにしてください。首の付け根周辺に電極をつけることから、襟があまり開いていないものが適しています。
- 電気や電磁の強い場所への出入り、電気毛布・ホットカーペットなどの使用は、検査に影響しますのでお控えください。
- 検査中は、シール状の電極をはがさないでください。
- 心電図を記録する携帯用の小型心電計を携帯ケースから取り出したり、ふたを開けたりしないでください。
- 電極や小型心電計は精密機器です。落としたり、強くぶつけたりしないでください。また水に非常に弱いので、濡らさないよう十分に注意してください。
- 診断の参考とするために、検査中の日常行動の記録ノートをつけていただきます。行動・症状の内容を正確に記入するようにしてください。
- 検査中に何らかの自覚症状があったときは、心電図についている記録用のスイッチを押してください。時刻が記憶され、解析・診断に反映されます。
- 睡眠中に寝返りをうったり、うつぶせになったりしても検査に影響はありません。いつもと同じようにゆっくりお休みください。
- 検査中に心電計から異常な音が出たり、胸の電極が外れてしまったりなど、何か困ったことや分からないことがありましたら遠慮なくご連絡ください。
関連ページ
済生会熊本病院心臓血管センターは、高度で複雑な医療を提供するために必要不可欠な多職種による「ハートチーム」を形成し、治療に当たっています。
心臓血管センター特設サイト