腹部超音波検査
検査情報
人体に無害な超音波を使用し、腹部の状態を調べます。
腹部には肝臓・胆のう・すい臓・腎臓・脾臓など、さまざまな臓器があります。腹部超音波検査では高い周波数の音波(超音波)を腹部にあて、疾患の有無を詳細に調べます。苦痛や障害を伴わず、何度でも繰り返し検査することができます。
この検査によって、それぞれの臓器の腫瘍(がん)の有無や、脂肪肝・肝炎・すい炎・胆のう炎・胆石・胆のうポリープ・腎結石といった炎症の状態や形の異常が分かります。
検査について
上半身の衣類を脱いで、仰向けまたは左横向きにベッドへ寝ていただきます。腹部に検査用のゼリーを塗り、プローブと呼ばれる超音波発信機を軽く押し当てるだけです。
患者さんの疾患や状態などで異なりますが、検査にかかる時間は10分から30分程度です。
ご注意いただきたいこと
- 検査前は絶食になります(検査が午前中の場合は朝食を抜いていただきます)。
- 糖尿病などのある方は、あめ玉2個程度なら口にしてもかまいません。
- 少量ならお茶や水を飲んでもかまいませんが、牛乳や乳製品は飲まないでください。
- 下腹部(膀胱や婦人科、前立腺など)を検査する場合、尿をためていただくようお願いすることがあります。