甲状腺超音波検査
検査情報
超音波を用いて、甲状腺の大きさや腫瘍の有無・リンパ節の腫れを調べる検査です。
甲状腺は喉の表面近くにある、体の新陳代謝を高める甲状腺ホルモンを生み出す臓器です。甲状腺の疾患によりホルモンのバランスが崩れると、疲労感や無気力・動機や息切れ・カロリー摂取量に不釣り合いな体重の増減などに加え、体感温度の上昇や過剰な発汗、月経過多・過少など、さまざまな全身症状をきたします。
甲状腺超音波検査では人体に無害な超音波を用い、甲状腺の大きさや腫瘤(腫れ物やこぶ)の有無・周辺のリンパ節の腫れを調べます。苦痛や障害を伴わず、何度でも繰り返し検査することができます。
検査について
頸部(あごから下の首全体)にゼリーを塗り、エコー発信機を軽く押し当てて検査します。患者さんの疾患や状態などで異なりますが、検査にかかる時間は10分から30分程度です。 腫瘤(しこり)が見つかったときは、エコー下穿刺吸引細胞診を受けていただく場合もあります。
エコー下穿刺吸引細胞診とは
超音波で腫瘤(しこり)を確認しながら針を刺して細胞を吸引し、これを顕微鏡で観察して、良性か悪性かの判断をします(針は採血をする時と同じ太さのものを使用します)。
ご注意いただきたいこと
- ネックレスは外していただきます。
- 食事制限はありません。