検査情報

単純X線撮影とは、いわゆるレントゲン撮影を指します。X線を使い、胸部や腹部、骨の状態を撮影します。 X線は肺のような空気の多いところは通過しやすく、骨は通過しにくいという性質を持っています。身体の組織によってX線の通過しやすさ（透過性）は異なり、この差を利用して画像を作ります。

検査について

当院ではFPD(Flat Panel Detector)装置を導入しています。撮影直後に画像を確認できるため、迅速な検査が可能です。また、少ない線量でも従来と同等の画質を得られ、被ばくの低減にもつながっています。画像はデジタルデータで保存するため、撮影後でもさまざまな処理を行うことが可能です。
撮影体位は立位・座位・臥位など撮影部位ごとに異なります。事前に検査着へ着替えていただいたり、ギプス・装具などを外したりする場合もありますのでスタッフの指示に従って検査をお受けください。通常3～5分程度で終了します。

被ばくについて

単純X線撮影での被ばく線量はとても少なく、短期間に複数回検査を行った場合でもほとんど影響はありません。安心して検査をお受けください。しかし一般に胎児はX線に対する感受性が高いため、妊娠されている方もしくはその可能性のある方は、事前にスタッフへお知らせください。

医療被ばく低減施設

「安心できる放射線診療」を国民の皆様へ提供するために、公益社団法人日本診療放射線技師会が認定する事業で、審査基準を満たした施設を『医療被ばく低減施設』として認定します。

医療被ばく相談窓口のご案【予約制】

当院では「安全な医療」を実現するために、被ばく低減の推進を図り、放射線診療における医療被ばくへの正しい理解を得るため当院の診療放射線技師による「医療被ばく相談窓口」を開設しています。 ご希望の方は下記窓口にお問い合わせください。

時間：午後3時～午後5時

予約窓口：107番　中央放射線部受付　TEL：096-351-8000（内線 1200）

ご注意いただきたいこと

下記のものは検査に影響がありますので、事前に外していただきます。

• プラスチック類（ボタンなど）
• 貴金属（ネックレス、ピアスなど）
• メガネ
• 金属の入った下着（ブラジャーなど）
• ズボンのベルト、ファスナー
• カイロ、エレキバン、湿布

検査着を用意していますので、必要に応じてお着替えください。また、検査当日は脱着しやすい服装でお越しください。