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脳梗塞(脳神経内科)

脳梗塞(脳神経内科)

疾患情報

脳に酸素と栄養を運ぶ動脈が閉塞(詰まってしまうこと)し、血流が悪くなり、虚血(脳への血液供給が途絶えること)が生じることによる疾患で、当院での脳卒中の症例数でも約半分を占めています。

脳を栄養している動脈の閉塞や、心房細動(不整脈のひとつ)が原因となって起こります。また、高血圧症・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・喫煙・過度のアルコールも危険因子と言われています。

病名

脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症、一過性脳虚血発作 など)

症状など

多くの場合突然起こり、数時間で脳細胞・脳組織が壊死(体の組織・細胞が死ぬこと)してしまいます。虚血が生じた脳の場所に応じて、さまざまな症状が現れます。意識障害、視力障害、失語(言葉が理解できない・言葉が出ない)、構音障害(ろれつが回らない)、運動麻痺、感覚障害、めまい等の症状です。

 

24時間以内に症状が完全に消失した場合、脳梗塞とは言わず一過性脳虚血発作と言います。

主な検査

頭部MRI検査頭部CT検査頸部血管超音波検査頭部血管造影検査、脳血流シンチ

治療方法

薬物療法

血栓溶解療法(t-PA):脳梗塞超急性期(症状出現から3時間以内)に、血栓を溶かす特殊な薬物(t-PA)を投与します。
その他薬物療法:抗血栓療法(抗血小板薬、抗凝固薬)、脳保護薬

リハビリテーション

脳梗塞発症の早い段階からベッドサイドでのリハビリテーションを行なっています。早い時期からリハビリテーションを進めていくことで、患者さんのできるだけ早期の社会復帰をめざしています。

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